根岸S

シルクロードS

ベストウォーリア

(牡7、栗東・石坂厩舎)

Majestic Warrior
Flirtatious Miss
母父Mr. Greeley
通算成績26戦9勝
重賞勝利 14、15年南部杯(G1)
14、15年プロキオンS(G3)
13年ユニコーンS(G3)
連対時平均馬体重509kg (最高:514kg) (最低:504kg)
前走時馬体重514kg
POINT7歳を迎えたが、相変わらずの好バランスで筋肉量も豊富。馬体を見る限りで衰えは全く感じられない。今回はフェブラリーSへのステップということで、昨年4着したフェブラリーS前と比較してやや余裕もたせな印象ではあるが、本番を見据えるという意味ではこのくらいが理想的だろう。左回りの1400mはベストの条件であるし、休み明けとはいえ力は十二分に出せる状態で、好走可能と見た。

ノボバカラ

(牡5、美浦・天間厩舎)

アドマイヤオーラ
ノボキッス
母父フレンチデピュティ
通算成績24戦7勝
重賞勝利 16年カペラS(G3)
16年プロキオンS(G3)
16年かきつばた記念(G3)
連対時平均馬体重496kg (最高:512kg) (最低:484kg)
前走時馬体重512kg
POINT若干冬毛が出てきており、毛艶の見栄えはしないが問題ないレベル。背と胴周りの長さが平行に近く、切れ味こそ一線級に劣るもののイーブンペースで平均的に脚を使うタイプ。飛節の折りも深く、ピッチで加速力に秀でておりテンの速さに繋がっている。ダート短距離馬らしく筋肉量が豊富でたくましい体つき。やや間隔が開いてのレースとなるが、坂路で好時計を連発しており、当日には仕上がってくるはず。100%のデキではないが、それでも上位争い。

ニシケンモノノフ

(牡6、栗東・庄野厩舎)

メイショウボーラー
グリーンヒルコマチ
母父アフリート
通算成績27戦7勝
重賞勝利 16年兵庫GT(G3)
13年兵庫ジュニアGP(G2)
連対時平均馬体重503kg (最高:516kg) (最低:494kg)
前走時馬体重512kg
POINT<今週のイチオシ>毛色こそ違えど、馬体のシルエットは父メイショウボーラーと似ており、本馬のほうが若干スマートに見せているかな、といったところ。肩が立ち気味で可動域は広くないので、長距離は向かない造り。白い差し毛があるので冬毛が伸びているように見えるが、馬体の張りも良く、状態面で不安はない。腹回りも引き締まっており、フェブラリーSに向かうかはわからないが、ここを目標に仕上げられた雰囲気があり、G1馬など相手は強いがあえてこの馬を狙ってみたい。

カフジテイク

(牡5、栗東・湯窪厩舎)

プリサイスエンド
テイクザケイク
母父スキャン
通算成績21戦6勝
連対時平均馬体重478kg (最高:484kg) (最低:470kg)
前走時馬体重482kg
POINTやや腹回りをボテッと見せているが、母の父スキャンも同じような体型をしていることから遺伝したものだと考えられる。クビ差しが太く短く、いかにもパワータイプといった造り。 フェブラリーSへの叩き台として目イチの仕上げではないものの、肋もうっすら見えているし、太めが残っているわけではない。展開に左右される面はあるが、今回も末脚を発揮できる状態にあると見た。

キングズガード

(牡6、栗東・寺島厩舎)

シニスターミニスター
キングスベリー
母父キングヘイロー
通算成績22戦7勝
連対時平均馬体重441kg (最高:456kg) (最低:434kg)
前走時馬体重452kg
POINT父シニスターミニスターの得意なダート短距離を主戦場にしているが、作り自体は母父のキングヘイローに近く、父にはあまり似ていない。脚元を見なければ芝でもやれそうな素軽さがある。その脚元だが、繋ぎが短く立っており、立ち蹄でいかにもダート向きといった造り。全体に小さな馬ではあるものの、胸前とトモの筋肉量はさすがオープン馬。毛艶も休み明けとは思えないほど素晴らしい状態。好勝負になる仕上がりだ。

ラストダンサー

(牡6、美浦・久保田厩舎)

キングカメハメハ
ワルツダンサー
母父サンデーサイレンス
通算成績17戦6勝
連対時平均馬体重447kg (最高:454kg) (最低:434kg)
前走時馬体重446kg
POINT背が低めの牝馬で、馬体重は440キロ台と軽いが付くべきところに筋肉が付いており、数字以上に大きく見せる。直飛でトモを大きく伸ばして使うことができる造りで、ここ2走は先行押し切りで勝利しているが、末脚を生かすような競馬でも良さそう。冬場とは思えない毛艶の良さ、馬体の張りを見せている。まさに今が充実期といった印象で、体調は文句なしの状態。前走、初のオープンをあっさり突破したように、重賞でも通用しそうだ。

ダンスディレクター

(牡7、栗東・笹田厩舎)

アルデバラン2
マザーリーフ
母父サンデーサイレンス
通算成績20戦6勝
重賞勝利 16年シルクロードS(G3)
連対時平均馬体重441kg (最高:446kg) (最低:434kg)
前走時馬体重446kg
POINT明け7歳となったが、休養期間が長く数を使われていないので衰えは少ない。胴の長さ、脚も短めで短距離馬らしいシルエットの持ち主。飛節の折りが深いので、瞬間的な加速に秀でたタイプ。昨年のシルクロードSのように、インコースからサッと抜け出すような競馬が理想。外々を回して一気に抜き去るような競馬では最後に息切れしてしまう。どのくらいハンデを背負わされるかわからないものの、毛艶も光っており、体調は万全に近い。

ネロ

(牡6、栗東・森厩舎)

ヨハネスブルグ
ニシノタカラヅカ
母父サンデーサイレンス
通算成績31戦7勝
重賞勝利 16年京阪杯(G3)
連対時平均馬体重465kg (最高:478kg) (最低:456kg)
前走時馬体重478kg
POINTぐっと盛り上がった胸前、筋肉量豊富なトモ。短距離適性でいえば現役トップクラスのもの。昨夏くらいから馬体が充実してきており、ここ半年でかなりたくましくなってきた印象。昨年9着に敗れた時と比較して、明らかな成長が感じられる。勿論、高松宮記念が最大目標ではあると思うのだが、毛艶、馬体の張りともに文句のない仕上がり。ステップレースのここでも勝ち負けは必至。

セイウンコウセイ

(牡4、美浦・上原厩舎)

アドマイヤムーン
オブザーヴァント
母父Capote
通算成績13戦5勝
連対時平均馬体重490kg (最高:494kg) (最低:482kg)
前走時馬体重494kg
POINT腹袋が立派で胴がやや詰まり気味、かなり肉付きの良いタイプでいかにも短距離馬といった立ち姿。胸前の筋肉量が多く、立ち肩で可動域が広くない。よって、大きなストライドを伸ばせないので、短距離「しか」走れない造り。トモは丸みを帯びてたくましく、軽快なスピードの源になっている。毛艶も綺麗に見せ、背中には銭型が浮き上がって代謝の良さが伺える。重賞初挑戦となるが、全く見劣りはせず、上位争いになるだろう。

ソルヴェイグ

(牝4、栗東・鮫島厩舎)

ダイワメジャー
アスドゥクール
母父ジャングルポケット
通算成績9戦3勝
重賞勝利 16年フィリーズレビュー(G2)
16年函館SS(G3)
連対時平均馬体重463kg (最高:466kg) (最低:460kg)
前走時馬体重460kg
POINTスッキリとして見せるダイワメジャー産駒で、パワーで加速するというよりは素軽い走りでスピードアップするタイプ。胴長と比較して背中が短い馬で、このような馬は乗り味が良い傾向にある。牝馬は冬毛が伸びやすいが、毛艶を見た感じでは特に代謝が落ちたという様子はない。ただ、絶好調とも思えないので、あくまで仕上がったというレベルか。一度使って更に良くなりそう。

ブランボヌール

(牝4、栗東・中竹厩舎)

ディープインパクト
ルシュクル
母父サクラバクシンオー
通算成績9戦3勝
重賞勝利 16年キーンランドC(G3)
15年函館2歳S(G3)
連対時平均馬体重435kg (最高:438kg) (最低:432kg)
前走時馬体重446kg
POINT胴が詰まっており、脚も短めで短距離向きのシルエット。直飛なところは父ディープインパクト譲りだ。馬体の造りに対して筋肉量は多く、スピード能力はかなり高そう。昨夏~秋は皮膚の薄さが感じられる馬体の張りを見せていたが、今回は休み明けの影響もあってかやや野暮ったく映る。夏に好走が偏っている馬でもあるし、もう少し暖かくなってきてからがベターでは。

アースソニック

(牡8、栗東・中竹厩舎)

クロフネ
ダイヤモンドピアス
母父サクラユタカオー
通算成績46戦6勝
重賞勝利 13年京阪杯(G3)
連対時平均馬体重477kg (最高:496kg) (最低:464kg)
前走時馬体重490kg
POINT<今週のイチオシ>脚が短めで、胴も詰まり気味の短距離馬らしい形。2歳時からコンスタントに使われているが、年齢を考えれば筋肉の張りも上々。トモの容量もさすがオープン馬といったところで、この立ち写真を見た感じでは全く衰えを感じさせない。日当たりの加減はあるが、冬毛も伸びずに毛艶は良好であり、体調面はかなり良さそうだ。京都コースは2走前に3着しているように得意とする舞台。体調の良さで勝ち負けできる仕上がりと見た。

根岸S

シルクロードS

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