ラジオNIKKEI賞

CBC賞

クリアザトラック

(牡3、栗東・角居厩舎)

ディープインパクト
クロウキャニオン
母父フレンチデピュティ
通算成績5戦3勝
連対時平均馬体重450kg (最高:456kg) (最低:448kg)
前走時馬体重448kg
POINT全兄のカミノタサハラをシャープに、コンパクトにしたような馬。馬体のシルエットはディープ産駒そのものといった雰囲気で、皮膚も薄く将来性は高い。半兄ボレアスはダートで活躍したように、この馬も蹄だけならダートで走ってもおかしくない造り。毛艶も良く体調も良さそうなのだが、完成度でいうと他馬に劣る面が見られる。素質を高く評価しつつも今回は押さえまで。
今週のイチオシ

サトノクロニクル

(牡3、栗東・池江寿厩舎)

ハーツクライ
トゥーピー
母父Intikhab
通算成績5戦2勝
連対時平均馬体重453kg (最高:456kg) (最低:450kg)
前走時馬体重452kg
POINTハーツクライ産駒らしい曲飛で、狭いスペースを割ってくるような瞬発力に富んだ造り。前脚もスラッと見せているように距離延長は歓迎のクチ。馬体の張りは良血馬らしくさすがの一言。重賞クラスであることは間違いない。背中に銭型も浮いて状態は完璧。小回りコースへの対応がカギとなるが、自在性があるので大きな不安にはならないだろう。絶対能力の高さで重賞初勝利を狙う。

セダブリランテス

(牡3、美浦・手塚厩舎)

ディープブリランテ
シルクユニバーサル
母父ブライアンズタイム
通算成績2戦2勝
連対時平均馬体重524kg (最高:526kg) (最低:522kg)
前走時馬体重526kg
POINT馬体の造りは父・ディープブリランテと良く似ており、サンデー系の柔らかさの中にミスプロ系特有の筋肉量の多さを感じる。ダートで新馬勝ちをしているが、脚元の形はどちらかと言えば芝向き。前脚がやや短めな馬なので、距離は長くても2000mくらいまでだろう。小回りの福島への対応が問われるが、中山ダートで勝利しているなら大丈夫。毛艶、馬体の張りも良好で、勝ち負けになる仕上がり。

ニシノアップルパイ

(牡3、美浦・中舘厩舎)

リーチザクラウン
アップルトウショウ
母父アンバーシヤダイ
通算成績6戦2勝
連対時平均馬体重474kg (最高:484kg) (最低:464kg)
前走時馬体重476kg
POINT全体のシルエットに対して胴長に見える体型。母父のアンバーシャダイ~ノーザンテーストの流れから受け継いだもので、距離は意外と融通の利くタイプだ。曲飛でスタートダッシュが速く、安定した先行力がある。その一方で伸縮性は今一つなので、切れ味に欠ける印象。福島コースは条件的にピッタリであり、毛艶も上々で体調は良さそう。前付けからの粘り込みに警戒したい。

バルベーラ

(牝3、栗東・渡辺厩舎)

ルーラーシップ
ジュリエットソング
母父ディープインパクト
通算成績9戦2勝
連対時平均馬体重421kg (最高:424kg) (最低:420kg)
前走時馬体重424kg
POINTルーラーシップ産駒らしいトモの容量が大きな馬。胴の長さはやや詰まり気味で、距離的にはマイルが向きそう。クビもやや短めで、パワーに富んでいそうな造りをしているので、ゆくゆくは短距離、またはダートでも十分にやれそうな馬体。毛艶は絶好調という雰囲気ではないが、肋骨が薄っすらと浮いて見えるようにムダのない仕上がり。この馬の力は発揮できるだろう。

マイネルスフェーン

(牡3、美浦・手塚厩舎)

ステイゴールド
マイネジャーダ
母父Jade Robbery
通算成績10戦1勝
連対時平均馬体重436kg (最高:438kg) (最低:432kg)
前走時馬体重450kg
POINT小柄な体だが付くべき所に筋肉がしっかりとついており、ひ弱な印象は受けない。背丈の割に脚が長く、背中と胴のラインも平行であり、距離は中距離以上が良いタイプ。曲飛で加速力に富んでおり、狭いところからでも割って来られる一瞬の脚がある。逆に、広々としたコースで外々を回す競馬は合っていない。ダービー後でありながら、肋骨が薄っすら見えるいい仕上がりで体調は文句なし。巻き返しも十分あるだろう。

ライジングリーズン

(牝3、美浦・奥村武厩舎)

ブラックタイド
ジョウノファミリー
母父キングカメハメハ
通算成績5戦3勝
重賞勝利 17年フェアリーS(G3)
連対時平均馬体重479kg (最高:484kg) (最低:472kg)
前走時馬体重482kg
POINT正方形に近いシルエットをしており、距離は長くないほうが良い。前駆と後躯のバランスが良い馬で、心肺機能は高いものを持っており、1800mもこなせる。蹄はやや薄いが、繋ぎが短い馬なので道悪馬場でも気にしない。桜花賞からやや間隔が開いての参戦となるが、この2ヶ月で馬体全体がボリュームアップして逞しくなってきた。毛艶、筋肉の質感も今回の方が上。ムダ肉もついておらず、牡馬相手でも好勝負可能。

シャイニングレイ

(牡5、栗東・高野厩舎)

ディープインパクト
シェルズレイ
母父クロフネ
通算成績6戦3勝
重賞勝利 14年ホープフルS(G2)
連対時平均馬体重518kg (最高:532kg) (最低:510kg)
前走時馬体重532kg
POINT3歳春までは中距離を主戦場にしていたが、現在の体型を見る限りでは胴も詰まっていて正方形のシルエットを見せている。短距離レースを使っているのも納得だ。トモは丸みがあって筋肉量も豊富、スピード能力は生粋のスプリンターにも負けない。肋骨が薄っすらと見えており、シャープな造りで1週前にして仕上がりは万全の状態。復活の重賞制覇に期待したい。

スノードラゴン

(牡9、美浦・高木登厩舎)

アドマイヤコジーン
マイネカプリース
母父タヤスツヨシ
通算成績48戦8勝
重賞勝利 14年スプリンターズS(G1)
連対時平均馬体重503kg (最高:514kg) (最低:484kg)
前走時馬体重512kg
POINT9歳馬でさすがにこれ以上の上積みは期待できないが、しっかりとした姿で立つことができており、現状この馬のベストと言ってもいいだろう。芦毛ながら皮膚の薄さも感じるくらい馬体は引き締まっている。極端なスピード決着になると分が悪いので、開幕週の高速馬場がちょっと心配。雨でも降って時計が掛かってくれれば上昇余地もある。体調自体は良好だ。

タイムトリップ

(牡3、美浦・菊川厩舎)

ロードアルティマ
ミルフォードスバル
母父ホークアタック
通算成績9戦3勝
連対時平均馬体重474kg (最高:480kg) (最低:466kg)
前走時馬体重478kg
POINTシーキングザゴールド系らしく胴が短く筋肉の多い体をしている。腹袋も立派で、いかにも短距離馬といった印象。3歳馬で未完成な体つきではあるが、馬体全体のバランスも良いし、毛艶も光って体調も良さそうだ。欲を言えばもう少しトモの筋肉に厚みが出てきて欲しいが、成長とともに良くなっていくだろう。軽量生かして前進を狙う。

ティーハーフ

(牡7、栗東・西浦厩舎)

ストーミングホーム
ビールジャント
母父Green Desert
通算成績35戦6勝
重賞勝利 15年函館スプリントS(G3)
連対時平均馬体重448kg (最高:462kg) (最低:438kg)
前走時馬体重462kg
POINTトモの筋肉量は確かに全盛期と比較してシャープになった印象を受けるが、前走は久々に馬券内に突っ込んだように、力の衰えはそこまで感じない。胴がごろっとした体型で、前後に詰まった形。短距離の追い込み馬は得てしてこういう体型の馬が多い。元々、腹袋の大きめな馬ではあるが、それを含めても若干ゆとりのある造り。レース前にもう一絞りできれば完璧な状態になる。
今週のイチオシ

トウショウドラフタ

(牡4、美浦・萱野厩舎)

アンライバルド
ウイッチトウショウ
母父ジェイドロバリー
通算成績15戦5勝
重賞勝利 16年ファルコンS(G3)
連対時平均馬体重463kg (最高:472kg) (最低:452kg)
前走時馬体重474kg
POINT曲飛で胴がつまったいかにも追込タイプの短距離馬。3歳時は華奢なイメージがあったこの馬も、成長とともに筋肉量が増えて見栄えがするようになってきた。昨秋以降勝利から遠ざかっているが、2走前は最速上がりをマーク、前走も5着まで追い込んでいたように展開一つで勝負になる。毛艶もピカピカに光っており、見たままに絶好調な様子を見せてくれている。得意の左回りで復活のチャンス。

メラグラーナ

(牝5、栗東・池添学厩舎)

Fastnet Rock
Ghaliah
母父Secret Savings
通算成績16戦7勝
重賞勝利 17年オーシャンS(G3)
連対時平均馬体重514kg (最高:522kg) (最低:502kg)
前走時馬体重528kg
POINTトモの筋肉量が非常に多く、骨格も牝馬とは思えないほどがっしりとしている。発達した後躯は優れたスピードの源と言っていいだろう。キ甲も抜けてきて馬体はほぼ完成の域。全能力を発揮できる状態と見て良い。高松宮記念前はやや冬毛が残っているようなところもあったが、それと比較して今回の方が仕上がりは上。鉄砲の利くタイプであるし、休み明けでも期待。

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