小倉記念

レパードS

ヴォージュ

(牡4、栗東・西村厩舎)

ナカヤマフェスタ
ギュイエンヌ
母父タニノギムレット
通算成績13戦5勝
連対時平均馬体重510kg (最高:518kg) (最低:502kg)
前走時馬体重518kg
POINT筋肉量が多く、トモの膨らみ方、胸前~肩周りの筋肉の張り方などは見ていて惚れ惚れするものがある。やや前脚が短めに映り、こういった馬は距離に限界のあるタイプが多いのだが、この馬は心肺能力が優れていることもあって、そこまで距離延長も苦にしない。背中には銭型が浮いて見えるし、体調は抜群。小回りも合いそうなイメージがあり、期待できる1頭。

クランモンタナ

(牡8、栗東・音無厩舎)

ディープインパクト
エアトゥーレ
母父トニービン
通算成績46戦7勝
重賞勝利 16年小倉記念(G3)
連対時平均馬体重477kg (最高:488kg) (最低:470kg)
前走時馬体重480kg
POINT障害で初勝利を挙げて平地に戻ってきた。さすがに筋肉の張りは全盛期と比較して衰えが感じられ、緩さを感じる。また、腹袋の大きいタイプとはいえ、腹回りは余裕があるように見える。できればもう一絞りしたいところ。ただ、毛艶自体は整っており、体調は良さそうだ。

ストロングタイタン

(牡4、栗東・池江寿厩舎)

Regal Ransom
Titan Queen
母父Tiznow
通算成績10戦5勝
連対時平均馬体重523kg (最高:530kg) (最低:518kg)
前走時馬体重518kg
POINT腹回りがボテッとして見えるが、これは元々の体型で太めが残っているわけではない。今年の中山金杯時と比較しても明らかに筋肉量が増えてきているし、季節の関係もあるとはいえ、毛艶・馬体の張りが良くなっていて確かな成長を感じる。休み明けを快勝し、反動もなくここ目標にキッチリ仕上がったことがわかる。今の充実度なら、重賞でも勝負になりそうで、勝ち負けに期待したい。

バンドワゴン

(牡6、栗東・石坂厩舎)

ホワイトマズル
ピラミマ
母父Unbridled’s Song
通算成績9戦4勝
連対時平均馬体重528kg (最高:544kg) (最低:516kg)
前走時馬体重544kg
POINTホワイトマズル産駒の特徴として体はやや硬い馬が多く、柔軟性には欠けるのだが、筋肉量が多く純粋なスピード能力はかなり高い。この馬も筋肉量はかなりのもので、脚の持続力は重賞を獲れるクラス。前走の敗北理由が不可解ではあるが、そういった気難しいところを見せるのも父の産駒の特徴ともいえる。ムラ駆け傾向にあるが、怖い存在。

フェルメッツァ

(牡6、栗東・松永幹厩舎)

ディープインパクト
スキッフル
母父トニービン
通算成績31戦5勝
連対時平均馬体重451kg (最高:466kg) (最低:430kg)
前走時馬体重456kg
POINT6歳で数を使っている割に馬はまだ若く、前走も0秒4差の5着と健闘。シルエットに対してトモの容量が大きく、張りも上々だ。距離はもう少し短いほうが良いような気もするが、小回りコースなら乗り方1つで好走できる。全身に血管も浮いて筋肉の張りは年齢を感じさせないもの。まだ見限れない1頭。
今週のイチオシ

ベルーフ

(牡5、栗東・池江寿厩舎)

ハービンジャー
レクレドール
母父サンデーサイレンス
通算成績21戦3勝
重賞勝利 15年京成杯(G3)
連対時平均馬体重478kg (最高:492kg) (最低:470kg)
前走時馬体重486kg
POINT腹袋が大きいタイプのハービンジャーで、直飛も父譲りの造り。筋肉量は年齢を重ねるごとに増えてきており、今回に関しては少し立派すぎるくらい。とはいえ絞りやすい夏場であるし、レースまでに変わってくる余地はまだまだ残されている。毛艶の乗りは抜群で、馬体面でいえば近走で一番良い状態。ここ4走は着外に敗れているが、昨年2着だった舞台での復活に期待したい。

エピカリス

(牡3、美浦・萩原厩舎)

ゴールドアリュール
スターペスミツコ
母父カーネギー
通算成績5戦4勝
重賞勝利 16年北海道2歳優駿(G3)
連対時平均馬体重493kg (最高:506kg) (最低:482kg)
前走時馬体重506kg
POINTバランスの良い均整のとれたシルエット。サンデー系らしくやや折りの深い飛節で、胸前の筋肉も発達していることで、安定した先行力を得ている。ベルモントSを右前のザ石で取消したように、今回は接着装蹄になっているが、中間の調教ではしっかり時計も出ているし問題は無いだろう。太くも細くも無い丁度いい仕上がりで、能力は発揮できるはず。成長余地も残しており、将来的にも楽しみな1頭だ。

スターストラック

(牡3、美浦・栗田博厩舎)

トーセンホマレボシ
クルンプホルツ
母父シンボリクリスエス
通算成績9戦3勝
連対時平均馬体重506kg (最高:512kg) (最低:496kg)
前走時馬体重512kg
POINT母父がシンボリクリスエスということで、胸前、トモ共に筋肉量が多く、どちらかと言えばパワーに秀でた造り。父に似て皮膚の薄いところを見せているように馬体の張りも上々で、素質を感じさせる。トモはまだ若干の緩さを残しており、これがパンとしてくれば更なる活躍が見込めるだろう。背中には銭型も浮いていて、体調は良さそう。穴候補としてマークしておきたい。

タガノディグオ

(牡3、栗東・宮厩舎)

エンパイアメーカー
タガノティアーズ
母父タニノギムレット
通算成績11戦3勝
重賞勝利 17年兵庫チャンピオンシップ(G2)
連対時平均馬体重522kg (最高:528kg) (最低:514kg)
前走時馬体重524kg
POINTG1の後だが馬体は維持しているし、毛艶も悪くない。体調自体は整っている。正方形のシルエットで、距離が短くなるのはプラスに働きそうだ。エンパイアメーカー×タニノギムレットという血統で腹袋が大きく、底力を要する展開に強い。上がりがかかるような流れになって欲しいところ。左回りは問題ないと思うが、マクリ差しを武器とする馬なので、絶対的なスピード勝負になるとどうか。
今週のイチオシ

テンザワールド

(牡3、栗東・大久龍厩舎)

ダイワメジャー
クォリティシーズン
母父トワイニング
通算成績7戦3勝
連対時平均馬体重429kg (最高:434kg) (最低:424kg)
前走時馬体重430kg
POINT見た目は小柄でシャープな体つきをしているのだが、短い繋ぎと立った蹄はいかにも砂向きの造り。ダートで活躍しているのも納得できる。まだまだ筋肉量は増えそうで、成長余地を大きく残している。その中で結果も付いてきていることは高く評価したい。真夏の暑さにも負けず、毛艶は良好で絶好調に映る。好走を期待したい。

ノーブルサターン

(牡3、栗東・牧浦厩舎)

カジノドライヴ
クロスマイハート
母父スペシャルウィーク
通算成績10戦2勝
連対時平均馬体重504kg (最高:504kg) (最低:504kg)
前走時馬体重500kg
POINT500キロ以上の大型馬だが重さを感じさせないスッキリとした造り。こういった馬はスタミナ豊富でバテにくく、距離が延びて本領を発揮する。まだ腰が高い面があり、トモの成長に期待したい。体調面で不安に感じるところもなく、G1の後でも馬は充実している。先行策からの粘りこみに警戒したい。

ハルクンノテソーロ

(牡3、美浦・高木登厩舎)

ファスリエフ
トウカイベルタ
母父ワイルドラッシュ
通算成績9戦2勝
連対時平均馬体重473kg (最高:474kg) (最低:472kg)
前走時馬体重474kg
POINT肩のラインが立ち気味で、距離はマイル以下が良さそうなタイプ。トモは角ばっていてスピードがありそう。曲飛でピッチ寄りの走法のため、使える脚は少ないがテンのダッシュが利いて先行力もある。毛艶はまずまずで、調子は良くも悪くもない、平行線といった雰囲気。距離はいく分長い印象があるが、展開次第で好走の可能性も。

ローズプリンスダム

(牡3、美浦・畠山吉厩舎)

ロージズインメイ
クリスチャンパール
母父シンボリクリスエス
通算成績8戦3勝
連対時平均馬体重458kg (最高:464kg) (最低:454kg)
前走時馬体重454kg
POINTダート馬にしては筋肉量が特に多いという感じではなく、比較的スッキリとした印象。上がりタイムでも特筆すべきところはないのだが、それでも勝利しているということは、騎手の指示に素直に従う、操作性の高さも要因の1つだろう。とはいえトモの張りはなかなかのものであり、このメンバーでは比較的完成度も高い方。穴を空けても不思議ではない。

小倉記念

レパードS

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