皆様、こんにちは!最近は、なかなか雨季が終わらず、どこかダルさが残る松田です。そんな梅雨が続く中、北海道ではセレクトセールが行われました。当歳と1歳馬に分けて行われたセールは今年も大好評で、なんと2日間での売上げは161億円となりました。これで4年連続での過去最高を更新となったのは、日本の馬を世界へと頑張り続けてきた関係者の皆様の成果の現れではないでしょうか。そして、それ相応の結果を出してきたことが、更なる拍車をかけたと思います。まだまだ、これがゴールではないと思いますが、馬は間違いなく世界レベルに突入したといっても過言ではありませんね。世界からのバイヤーが参加していたことからも言えると思います。すでに来年が楽しみになったセレクトセール。今年はグリーンチャンネルで、この馬はいい!筋肉も素晴らしい!と言っていましたが、来年はこの目で馬を見てみたいと思います。


さて、豪華なセリの前には、久しぶりにミルコと御飯に行ってきました。話に夢中になりすぎて、写真を撮り忘れたんですけどね(笑)。そこでは色々な話をしましたよ。多くを私から言う必要はないと思ったのですが、レースのことや馬のことについてはついつい熱くなりました。そんなミルコが先週もやってくれました。中京競馬場で行われたプロキオンSでは、1番人気に支持されたノボバカラに騎乗し、見事2週連続の重賞制覇となりましたね。

レースは、スタート後、2完歩目で、他の馬を置き去りにしたノボバカラがハナを奪いに行くと思いましたが、内からワンダーコロアールが主張していく形となりました。そして、迎えた4コーナーでは抜群の手応えで迎えたノボバカラが、少し他馬を待つそぶりを見せた瞬間、外から伸びてきているニシケンモノノフの足音を聞かせるように合わせにいくと、再度、ひと伸びして勝利しました。見ているこちらがヒヤヒヤするほどムチを使わずに、周りの馬を待ってからの追い出しがあったからの勝利だったと思います。なかなか、レースを見ているだけだと分かりませんが、これは本当に卓越した技術だったと思います。

ノボバカラ

中京で2週連続の重賞制覇をレース前に聞いたリーディング騎手の戸崎君も、その技術を見せつけて七夕賞を勝利しました。松田博先生の引退に花を添えたアルバートドックを終い重視の競馬から、今回はスタート直後、前目のポジションへとつける競馬で、競ってきたダコールを打ち負かして勝利しました。この勝利は戸崎君の勢いに付け加え、磨き上げてきた技術があるからこその競馬だったと思います。勝ったアルバートドックは、この競馬ができたことで、次から幅が広がる結果ともなりましたからね。競馬は人気だけではないですが、ファンの皆様が戸崎君を1番人気に推奨する理由がわかったレースだったと思います。

アルバートドック

さて、今週は北の大地で函館記念が行われます。例年のように言っていますが、洋芝に最終コーナーのスパイラルコーナーを制するのはどの馬か?本当に楽しみとなっています。まず、注目したいのは前走で函館の馬場適性は実証済みのレッドレイヴンになるでしょうね。ただ、この馬には少しの不安があるとすれば、それは1ハロン伸びた距離になると思います。しかし、鞍上の池添君は前回からも感触を得ているでしょうし、1ハロン我慢させる技術があると思っています。

それに続きそうなのがネオリアリズムですね。今回は香港期待の若手ティータンが騎乗とのことで、その腕っ節を見せて欲しいと思います。そして、3番手に推奨されるであろうバイガエシにも注目しています。弟子である藤岡佑介君が、まさに重賞制覇をして、師匠にオンガエシをバイガエシできるか!?そこに注目しています。セリのように記録は自らが作るもの!皆様も、是非、万馬券的中で、ご自身の最高記録を作ってくださいね!!