talk2

-:それでは、前年度の順位で5位の方から伺おうと思います。聡平さんよろしくお願いします!

河:馬名がリリーバレロ(牝2、美浦・堀、父ロードカナロア×母ヴィートマルシェ)です。ヴィートマルシェの子は、きょうだいをずっと買っているというのもあるのですが、もともとキャロットさんの馬でお母さんに出資していました。ヴィートマルシェ自身は1勝しかできなかったのですが、今は南関東に移籍してしまったグレナディアーズがオープン馬になりまして、活躍をしているので。その他の産駒としてもサンブルエミューズ、アヴニールマルシェなど色々と活躍馬がおり、今年もロードカナロアでやってくれるんじゃないかと思って期待をしています。

調教過程等々を見ますと、11月くらいに900mの坂路を始め、今のところ、非力なところがあるので、多分そんな早いデビューにはならないかもしれません。まだ、ノーザンファームの方にいるので、すぐにはということではないと思いますけど、秋口には。

担:何月生まれですか?

河:2月4日生まれです。堀厩舎ですね。456キロです。

一同:良いですね。

大:ヴィートマルシェの仔は本当にみんな走っているからね。俺の第5位はアカツキ(牡2、美浦・小桧山、父トランセンド×母ハナガスミ)です。名前がアカツキなんで、それだけ(笑)。まあ、何かのご縁を感じましたので、5位指名させていただきました。以上です。

リアルオーナーズトーク

▲大和屋オーナーは、自身と同じ名前のアカツキを指名

-:僕もPOG本を読んでいて、教えないと!と思ったんですよ。

担:ちなみにタンという馬はいないですよね(笑)。

(↑中央には過去にもいませんでした)

大:これを機にオーナーと友達になれればなと。担さんお願いします。

担:私は自家生産馬で、ストリートパレードの2015(牝2、美浦・小笠、父カリズマティック)。3年連続でこの母の子を5位に書いている気がするのですが、思い入れが一番ないという訳ではないですよ。値段の順番に下から行った方が良いのかなと思いまして。3年連続女の子のプエルトプリンセサのシリーズの下の下で、今の3歳はパラシオプリンセサというので、3戦してちょっとまだ勝ててない状況なのですが、3姉妹はみな真面目にコツコツ走ってくれる良い女の子たちなのでね。特にプエルトプリンセサなんてまだ1勝ですが、2000万円以上稼いでくれて、8着以内を外したことがないという。馬主の人ならどれだけエライことか分かってくれると思うんですけど。

大:それはありがたいですよね。馬名ですが、これは◯◯プリンセサと付くんですか?

担:その予定ですね。

大:カリズマティックを付けた経緯みたいなものは、昨年も言ってもらいましたが、今年も是非聞かせてやってください。

担:調べたらストリートパレードがシーキングザゴールド肌なんですよね。シーキングザゴールド肌で一番良いニックスがカリズマティックで、数少ない中で一番賞金を稼いでいるダート馬がいたのです。しかも、当時の種付け料が30万円だったということで、これが一番面白いんじゃないかと。合うはずだということで付けたのですが、カリズマティックは残念ながら種馬を引退。昨年、アメリカのケンタッキーに無事に里帰りをしたのですが、ちょっと余生を過ごしただけで亡くなってしまったそうです。亡くなったことを喜ぶわけじゃありませんが、お父さんが亡くなった途端に子供が走るとかいうのもたまにあったりしますし、父の最後の代表産駒になってくれれば良いな、なんて思っています。

-:続いて、僕はあまりディープインパクト産駒は好みではないのですが、フィニフティ(牝2、栗東・藤原英、父ディープインパクト×母ココシュニック)です。牝馬に関しては桜花賞しかり、オークスしかりディープ産駒の活躍が目立ちます。今年こそ違いましたけど、僕はデータ面から逆算して、牝馬に関してはディープが良いかなと狙っています。また、POG選びで上があまり走りすぎていないことも重視したいのですが、このきょうだいの場合、他の種牡馬だった場合が走っておらず、ステファノス以来のディープ産駒ということで、戻って当たるかなと。蹄がソコソコ高さもあるので、そこが良さそうだなと思いました。ディープ産駒は蹄が薄い馬が多いと言われているので。

リアルオーナーズトーク

▲ディープ牝馬狙いの競馬ラボ・小野田

大:そういうことを言われると、走りそうな気がしてくるね。

河:キャロットで5000万円らしいです。今(ノーザンファーム)しがらきにいます。坂路で17秒くらいのキャンターで、とレポートが入っています。

-:では、森川さんお願いします。

森:僕は去年、一昨年と同じ戦略で、5位はミスティックグロウ(牡2、美浦・武井亮、父オルフェーヴル×母ミスティックリップス)で行きます。今年オルフェーヴルがデビューですよね。なので、オルフェーヴルの1年目が欲しかったというのと、シルクでオルフェの産駒でオス馬というのはこれ1頭しかいなかったので、必然的にこれを欲しいなと思って出資をさせていただいています。オルフェーヴルは現役時代あんな感じだったので、とんでもない大物が出てくる可能性もあるし、初年度価格で非常にお安く2500万円くらいだったということもありますので、大化けしたら良いなというところで買いました。お母さんのミスティックリップスという馬がドイツのオークス、2000ギニーで2着に来ておりまして、血統の筋も通っていますし、あと、今は歩様の違和感から調教を休んだりもしているのですが、まだまだ来年の春までの長い期間で考えると全然時間もありますので、これを5位指名ということにさせていただいています。

森川氏「オルフェーヴルはとんでもない大物が出てくる可能性もあるし、初年度価格で非常にお安かったということもあって、大化けしたらいいな」


河:走りそうだなぁ。

-:今年のセリはオルフェがあまりブームになっていないらしいんで。

担:新馬の何戦か(7月2日時点)でまだ勝っていないから、そうなっているんだと思いますけどね。

大:買えるんじゃないかと、俺たちはちょっと期待しているんですけどね。

担:僕はあまりそう思っていない(笑)。

森:去年は順位を狙って、自分が出資していない馬も何頭か入れたので、今年は自分が出資した馬のみで縛って、縛った方が勝てるので。

担:縛っても勝てるなという(笑)。

TALK3.大和屋暁のROTドラフト会議・3P
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