ヴァナヘイムの回避で若駒Sはメンバーレベルがダウン!?

POG実行委員長Y(以下Y):今週は中止にならないよね?

ライター野中(以下野):もう、金曜日なんですね。天気には勝てませんし、京都が火曜日開催になったのは、誰も責められる話ではないのですが、勘弁して欲しいですよね。ただ、栗東トレセンも芝、ポリトラックが閉鎖されたりして混乱は混乱。しかも、時期的に調整も難しいので、どこも大変ではないでしょうか。

Y:なるほどなー。延期は後々まで響いてきそうだ。それにしても若駒Sは寂しい頭数になってしまったね。

野:ヴァナヘイムがまさかの故障。たたでさえ頭数が少ないのに5頭立てとなってしまいました。

Y:やっぱり、ノーザンF系の2頭(アドマイヤウイナーダノンディスタンス)が有力なんだろうか。

野:賞金の上積みが欲しいという意味では2頭とも該当しますが、A級とまではいえない成績ですよね。アドマイヤウイナーはホープフルSが11着。近頃、アイルランドへ帰っていたワークフォース産駒……。父が急逝したりいなくなったりすると産駒が走り出すケースはあるとは思うのですが……。

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500万からの連勝を狙うダノンディスタンス

Y:「……」だらけになってしまったね。ダノンディスタンスは暮れの500万下を勝利。15年はサトノダイヤモンドが勝った条件だし、敗れた組からもナムラシングン、マイネルハニーらがいてレベルが高かった。

野:ダノンが勝利した500万下も頭数こそ揃いませんでしたが、レベルはまずまずだったと思いますよ。ただ、着差(0秒2)がほとんどなかったポポカテペトルが京成杯では10着。絶対視はできないんですよね。

Y:となると、やはり大手個人馬主である金子真人HDが所有するインウィスパーズなのかな?

野:ところが、ルメール騎手が重賞もないのに土曜日は中山へ遠征。若竹賞を回避したキセキに乗るのが目的だったのではといわれています。つまり、OP特別の出走馬よりも500万下を優先したのではないかということ。そう考えるとこれまた絶対視できませんね。同じことはシャイニーゲールにもいえます。

Y:となると?

野:少頭数レースは思いのほか、騎手の腕が問われやすいので、それでも乗れているし前をきっちりと主張する和田騎手のダノンディスタンスかなとは考えていますが、まぁ、この組に大物が潜んでいないのではないかという予測を立てています。

Y:やっぱり、超S級は共同通信杯なり、トライアルが中心となるんだろうしね。

野:そう悠長なこともいっていられない状況だと思いますが、京成杯の結果を考えると、ホープフルSの勝ち馬は呪われているとはいえ、レイデオロは有力でしょう。それに続く馬がいるかどうかってところではないでしょうか。

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新馬戦楽勝のインウィスパーズが1番人気濃厚か?

キセキがまさかの除外に…ならば『格高』ステイゴールド産駒に期待!

Y:若竹賞は何かいるかな。

野:ウインブライトですよね。マイネル系はやはりステイゴールド産駒はいわゆる格高ですし、全姉のウインファビラスも阪神JFで2着のある馬。明け2歳は牝馬ですが、こちらも父が同じで全妹。つまり、母サマーエタニティに期待しているところも大きいかと。

Y:ひいらぎ賞もあの百日草特別組のアウトライアーズの2着だもんね。

野:クラシックを目指すとしたら、1800mばかり使って来たところに1600mを使うというのは疑問も残るんですが対応できたところは評価したいですよね。ただ、マイネル系はステイゴールドでそれなりに走った母の仔は翌年以降、ほぼステイゴールドってことが多い気はしますけどね。

Y:というかマイネル軍団系は他牧場生産馬でも上が走ると下も購入しているってことは多いように思う。

野:母チャンネルワン、つまりシルクメビウスのきょうだいは元々、マイネル軍団系が購入していました。ところが、コスモトップワン、コスモサレオスと前者は未勝利、後者は500万下勝ちがやっという具合。その後、シルクメビウスが出るんですよね。現6歳のマイネルフォルス以降は母がマイネル軍団系の牧場に繋養されるようになりました。

Y:今、母チャンネルワンはコスモヴューFにいるんだね。

野:全部が全部該当する訳ではありませんが、競優牧場生産のマイネルフロストに手応えを感じたのか、半弟であるマイネルブリザード(父キャプテントゥーレ)も購入したりなど……。昔は走ったきょうだいの下は全て同じ馬主が買うみたいな暗黙の了解もあったようですが、割と律儀というか成功パターンを重視するというところはあると思います。

Y:マイネル軍団もシルクRなどに抜かれて辛い立場だろうから、確かに期待馬に対する想いは強いかも知れないね。他に気になる馬はいる?

野:新馬は残り少なくなってきてさすがにクラシックに向けてどうこうという馬はいないでしょうね。ただ、1月22日中京5Rのゴールドハットはいろんな意味で注目です。

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ウインブライトは母と同じ芦毛の馬体 ステイ産駒だけに中山もOKだ

Y:ハットトリック産駒だね。

野:数年前にハットトリック産駒で話題になったのがトリプレッタという馬でした。キャロットFの馬で凄く評判の高かった馬ですが、放牧中の事故で安楽死。父の仔は海外ではそれなりに実績もあるし、逆輸入馬が目の前を走ってくれるのは楽しみですよね。JRAでは何頭か輸入されて未勝利ですが、角居調教師が預かるのはトリプレッタ以来。

Y:そういった意味では角居調教師に初めて預託されるものみたいなものなかのか。兄にあたるカフジオリオンはダート戦が主戦場みたいだけど。

野:カフジオリオンはプルピット産駒ですしね。そこそこパワーの要る中京なら父がハットトリックにもなることですし、ちょうどいいかも知れません。

Y:この手の馬は情報不足で指名できていない人も多いだろうから温かく見守ろう!

野:POGで相当やられてますね。

Y:そろそろ17年度の情報に切り替えてもいいよ。

野:そんなに負けているんですね……。