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機密データファイル

過去10年攻略データ

牡馬クラシック3冠の初戦。上位の顔触れがほとんど変わらないハイレベルの世代だった昨年とは一転、例年より小粒といわれる牡馬クラシック戦線だが、今年は無傷の3連勝でフラワーCを勝った大物牝馬ファンディーナが参戦して更に混迷の度を増してきた。小回りかつゴール前に急坂があるトリッキーな中山コースで勝利の凱歌をあげるのはどの馬か? ここでは過去10年のデータから勝ち馬を導き出してみる。

※2011年は東京競馬場で施行

共同通信杯組が実質4連勝!

[前走レース]勝ち馬が出ているレースは4つあるが、最も好成績を残しているのがトライアルの3レースではなく、共同通信杯からの直行組。もともとクラシックの登竜門と言われていたレースなのだが、14年のイスラボニータから目下3連勝中。13年は出走馬がおらず、12年はゴールドシップが勝っているため、実質的には4連勝という抜群の好相性を誇る。
皐月賞トライアルであり、こちらもクラシックの登竜門といわれる弥生賞だが、好走馬は多く出ているものの、勝ち馬は2010年のヴィクトワールピサ以降出ていない。

前走レース別成績
レース名 成績 勝率 連対率 複勝率
共同通信杯4-0-2-440.0%40.0%60.0%
スプリングS3-2-2-426.1%10.2%14.3%
弥生賞2-5-3-354.4%15.6%22.2%
若葉S1-3-1-184.3%17.4%21.7%
きさらぎ賞0-0-1-80.0%0.0%11.1%
京成杯0-0-1-30.0%0.0%25.0%
毎日杯0-0-0-130.0%0.0%0.0%

前走着順別成績
前走着順 着別度数
前走1着8-4-5-47
前走2着1-3-2-28
前走3着0-1-1-21
前走4着1-1-0-7
前走5着0-0-0-4
前走6~9着0-1-2-23
前走10着~0-0-0-17

過去10年注目データ

[キャリア]過去10年、キャリア5戦の馬が4勝、4戦と6戦の馬がそれぞれ2勝。アベレージでは3~5戦を消化して本番というのがベスト。6戦の馬は2勝しているが、アベレージは落ちる。
登録馬でキャリア6戦は朝日杯FSの勝ち馬サトノアレスとスプリングSの勝ち馬ウインブライト。キャリアを生かして戴冠となるか!?

[前走着順]過去10年、前走1着馬が8勝。前走からの勢いは非常に重要で、残る2勝は2、4着馬が1勝ずつ。前走⑤着以下は信頼度が大きく下がり、前走10着以下から巻き返した馬は1頭もいない。
前走6着以下で馬券に絡んだ馬は3頭で、その差はいずれも1秒以内、各馬トライアル戦で1、2、4番人気になっていた。

[枠順]枠番別では全ての枠が2回以上馬券絡みがあって、大きな有利、不利はない。強いて挙げれば中枠のアベレージが少し落ちるが、ほぼフラットと見て取れる。
馬番別では昨年3番のマカヒキが2着に入って馬券絡みがないのは「8」「10」。ほぼ満遍なく好走馬が出ていて、枠順はあまり気にする必要はない。

[脚質]逃げ切りあり、追い込みありと好走馬の脚質は様々で、逃げ馬は過去10年で2勝。4角11番手以下からの直線一気も勝ち馬1頭、2着馬4頭と度々馬券に絡んでいる。
ちなみに逃げ馬の2勝は9年前キャプテントゥーレ、10年前ヴィクトリーと古いサンプル。そろそろ逃げ切りがある!?

前走の人気が重要

昨年はサトノダイヤモンド、リオンディーズ、マカヒキが3強を形成していたが、勝ったのは8番人気だったディーマジェスティ。上位人気馬はそれなりの成績を残してはいるが、信頼度はあまり高いとはいえない。むしろ信頼できるのは本番よりも前走の人気で、前走1番人気が(7-6-6-22)のハイアベレージ。1番人気でトライアル3戦(弥生賞、スプリングS、若葉S)のどれかを勝ってきた馬は信頼度が高くなっている。

人気順別成績
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1番人気2-2-2-420.0%40.0%60.0%
2番人気1-3-1-510.0%40.0%50.0%
3番人気2-1-2-520.0%30.0%50.0%
4番人気2-0-2-620.0%20.0%40.0%
5番人気0-0-0-100.0%0.0%0.0%
6~9番人気3-3-2-327.5%15.0%20.0%
10番人気~0-1-1-850.0%1.1%2.3%

プラスαデータ

関東馬が現在4連勝

人馬ともに『西高東低』といわれて久しい競馬界だが、この皐月賞は関東馬が4連勝中。ただし、アベレージで見ると連対率、複勝率は関西馬が上回っていて、過去10年で連対は1度も外していない。
騎手では蛯名、岩田、M.デムーロ騎手が2勝。川田騎手の1勝、2着2回、福永騎手の2着3回が目立つ。特にM.デムーロ騎手は集計対象前も含めて8回の騎乗で4勝。のちにダート王となったヴァーミリアンで12着になった以外は掲示板を外していない。

[乗り替わり]先週の桜花賞とは一転、同じ3歳クラシックレースながら皐月賞は乗り替わりの馬の活躍が光り、過去10年で4勝。昨年はマカヒキが2着に入っている。連対率、複勝率のアベレージはやや落ちるものの、積極的に狙っていける数字を残している。

[騎手のコース実績]2014年以降、中山2000mで頭ひとつ抜けた勝ち星をマークしているのは19勝の戸崎騎手。2位が12勝の田辺騎手、3位が11勝の柴山騎手。4位タイに蛯名、内田博、吉田豊騎手とさすがに美浦所属のジョッキーがズラリと並ぶ。ただし、勝率ということになると西のC.ルメール、川田騎手が抜群の成績を残していてC.ルメール騎手が29回の騎乗で9勝、川田騎手は16回の騎乗で4勝。ともに重賞でも勝鞍を挙げている。

[馬体重]440キロ未満と520キロ以上の馬は馬券絡みがゼロ。サンプルケースが少ないので、過度に気にする必要はないか。
意外なことに馬体重を増やして出走してきた馬の成績が芳しくなかったのだが、一昨年3着のキタサンブラック、昨年2着のマカヒキ、同3着のサトノダイヤモンドとのちのG1ホースがプラス体重で立て続けに好走。基本的にはトライアルを叩いてひと絞りした馬を要チェック。プラス体重の馬はスケールの大きさを判断したい。

[種牡馬]過去10年で複数の勝ち馬を輩出している種牡馬はステイゴールドとネオユニヴァースの2勝で、ともに(2-0-0-5)と互角の戦績。ディープインパクト産駒は昨年のディーマジェスティが初勝利となったのだが、それにとどまらず1~3着を独占した。
ちなみに2011年に産駒初出走となったディープインパクトだが、1番人気は意外にも昨年のサトノダイヤモンド1頭のみ。混戦が予想される今年の皐月賞だが、ディープインパクト産駒の連覇はなるか!?

データの決断

戦前から混戦模様といわれてきた今年の皐月賞だが、データの面もそれを示していて、有力馬それぞれに一長一短が……。最強ローテとなりつつある共同通信杯の勝ち馬スワーヴリチャード、無敗のファンディーナレイデオロ、2歳王者サトノアレスと、いずれも大きな減点はないのだが、ここでは配当面で旨味がありそうな弥生賞の勝ち馬カデナをプッシュしたい。共同通信杯ほどのインパクトはないものの、過去10年で毎年4着以上の馬を送り出している弥生賞組で、好走馬の多いキャリア5戦、それでいて今回はやや人気の盲点になりそう。少なくともデータ面からはイチオシ出来る1頭だ。