びっくり競馬研究所【競馬ラボ】

JRAデータ公式 データベース検索
新規会員登録

機密データファイル

過去10年攻略データ

1971年に『高松宮杯』の名でスタート。春の中距離路線の締めくくる一戦として勝ち馬にはハイセイコー、トウショウボーイ、オグリキャップといった歴史的名馬や1990年代の名脇役ナイスネイチャ、マチカネタンホイザらの個性派も名を連ねている。
1996年より施行距離を1200mと変更してローカル競馬場では初めてG1に昇格。1998年に『高松宮記念』と名称も変わり、現在では本格的な春のG1シーズン到来を告げる一戦として定着してきた。

今年は昨年の覇者ビッグアーサーが回避、2~3着だったミッキーアイル、アルビアーノが引退し、スプリンターズSの覇者レッドファルクスは暮れの香港遠征から帰国初戦と混戦模様。世代交代が一気に進むのか、それともレッドファルクスがG1ウイナーの意地を見せるのか。熱い戦いが期待される。

なお、2011年は中京競馬場の改修工事のため、阪神競馬場で施行されている。

直近の阪急杯、オーシャンS組に勢いあり

[前走レース]過去10年、最も多く勝ち馬を輩出しているのは阪急杯の4勝。出走頭数が多いとはいえ、2着5回、3着4回。過去10年、毎年馬券絡みの馬を送り込んでいる。これに続くのが3勝のオーシャンSで、こちらも8年連続で馬券絡みの馬を送り込んでいる。アベレージを見るとシルクロードSはオーシャンSを上回る数字を叩き出していて、順調にステップレースをクリアした馬が本番でも好走している。
前記3レースの次に出走頭数が多いフェブラリーSだが、最高は14年4着のエーシントップで、もう1頭掲示板に載ったのが07年5着のオレハマッテルゼ。14年が不良、07年は重の道悪馬場だった。また、阪神Cからのぶっつけも好成績は出ていない。

前走レース別成績
レース名 成績 勝率 連対率 複勝率
阪急杯4-5-4-397.7%17.3%25.0%
オーシャンS3-2-3-594.5%7.5%11.9%
シルクロードS2-1-3-178.7%13.0%26.1%
チェアマンズSP1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
中山記念 0-1-0-10.0%50.0%50.0%
スプリンターズS0-1-0-10.0%50.0%50.0%

年齢別成績 前走着順別成績
年齢 着別度数 前走着順 着別度数
4歳1-0-4-29前走1着4-4-4-22
5歳6-5-2-36前走2着3-2-3-12
6歳0-5-1-36前走3着1-1-0-14
7歳2-0-2-24前走4着1-0-1-10
8歳以上1-0-1-22前走5着1-1-1-10
前走6~9着0-1-1-38
前走10着~0-1-0-41

過去10年注目データ

[馬齢]5歳馬が非常に強いレースで、過去10年で6勝、2着5回は群を抜いた数字。まずは何を置いてもチェックが必要。勝鞍はないが6歳馬の2着5回も光る数字で、若さよりも経験が生きるレースといえる。
ただし、アベレージではやや劣勢の4歳馬も、新コースとなった12年以降、5年連続で馬券圏内に突入している。うち3着が4回というのは少し微妙だが、コースが変わって風向きも変わりつつあるのかもしれない。
7歳以上で複勝圏に入った6頭のうち5頭は前走で連対。残る1頭も前走4着、2走前2着と好調を維持して臨んできた。高齢馬でも近走結果を残している馬は注意したい。

[前走着順]近走の勢いが非常に重要で、勝ち馬は全て前走で掲示板を確保。高齢馬の好走もここに当てはまり、とりわけ前走で連対を果たしている馬は注意が必要。
逆に前走6着以下は大きく割引。07年の2着馬ペールギュント以外は前走5番人気以内。前走で敗れていても、それなりの支持を集めていた馬以外は厳しい結果となっている。

[枠順]集計期間には平坦小回りの旧コースも含まれているのだが、18頭の多頭数が影響しているのか、後手を踏むと捌きづらい馬番「1」~「3」の連対がゼロ。「1」は08年スズカフェニックス、12年ロードカナロアと1番人気の2頭が3着止まりとなっている。
ところが1つ外の「4」は目下2連勝中で4勝。また「17」から4頭の2着馬が出ている。過去10年で1度も馬券対象となっていないのは「3」「7」「14」「18」。パチンコではラッキーナンバーぽい「3」「7」が、高松宮記念では不振となっている。

[脚質]10年までは平坦小回り、12年以降の新コースはゴール前に坂ができ、直線の距離も長くなった。勝ち馬は人気を背負い、前めに付けて押し切るという正攻法の競馬が多くなっている。
その一方で、人気馬を追いかけた馬が苦しくなるのか、後方からの追い込みも多く出ていて、過去10年の2着馬のうち4頭が4角11番手以降。3着も2頭おり、ポジショニングの読みもレースの醍醐味といえる。

勝ち馬は4番人気以内!

前走好走馬が活躍していることもあり過去10年の勝ち馬は全て4番人気以内。更に、前走の人気が不明な15年の勝ち馬エアロヴェロシティ以外は全て前走で3番人気以内。近況の成績、支持は大きな指針となる。
高配当を狙うなら、脚質は道中後方からの追い込み。人気薄で腹をくくった終い勝負の馬が穴パターンとなっている。

人気順別成績
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1番人気4-1-3-240.0%50.0%80.0%
2番人気1-2-1-610.0%30.0%40.0%
3番人気3-1-3-330.0%40.0%70.0%
4番人気2-1-0-720.0%30.0%30.0%
5番人気0-1-0-90.0%10.0%10.0%
6~9番人気0-3-0-370.0%7.5%7.5%
10番人気~0-1-3-830.0%1.1%4.6%

プラスαデータ

勝利ジョッキーは圧倒的に『西高東低』

勝ち馬は関西馬7勝、関東馬2勝、外国馬1勝と『西高東低』だが、近年は関東馬の健闘も多くなっている。
勝利ジョッキーは栗東所属と外国人騎手が全てを占め、美浦所属ジョッキーの勝利は06年オレハマッテルゼの柴田善騎手まで遡る。

[キャリア]最も勝利数、勝率が高いのはキャリア11~15戦の馬。5歳以上の馬が活躍する傾向から見て、出世が遅れてきた馬がこの舞台で花を咲かせていることがうかがえる。
連対率、複勝率ではキャリア豊富な21~30戦の馬も互角。06年の勝ち馬オレハマッテルゼ以外は全て重賞ウイナー。11年の2着馬アーバニティ以外は重賞2勝以上で、オレハマッテルゼも2度の重賞連対実績は持っていた。今年は4歳馬の登録も多いが、いずれもキャリア11戦を上回っている。

[リピーター]過去10年で複数回馬券に絡んだ馬は7~8歳で連覇を果たしたキンシャサノキセキら6頭いてリピーターの活躍が目立つ。キンシャサノキセキは3度の馬券絡みを果たしている。また、ロードカナロア、ハクサンムーン、ミッキーアイルは前年より着順を上げ、サンカルロは2年連続2着。キンシャサノキセキは2、10、1、1着と前年のキャリアを生かして好走している。

[乗り替わり]同じ週にドバイワールドカップデーがあり、乗り替わりが多く発生。昨年はテン乗りだったビッグアーサーが制したが、過去の傾向からは乗り替わった馬よりも前走と同じジョッキーの馬の方がアベレージは高い。出走頭数も倍近くあることから、乗り替わりはややマイナスに作用している。

[騎手のコース実績]2012年のリニューアル以降で最も多くの勝鞍を挙げているのは藤岡康騎手の11勝。福永騎手の9勝、浜中騎手の6勝、北村友騎手の5勝と続き、4勝で武豊、川田、古川吉、吉田隼騎手が並んでいる。これらのジョッキーは単勝回収率も高い。

[馬体重]昨年は520キロのビッグアーサー、一昨年は524キロの香港馬エアロヴェロシティが勝利。460キロを割った馬で馬券絡みを果たした馬のは14年3着のストレイトガールのみで、スピードはもちろんパワーも要求される舞台といえる。好走馬を最も多く出しているレンジは480~499キロ。

[種牡馬]過去10年で唯一複数の勝ち馬を出しているのがフジキセキの3勝。リピーターが多いレースで、クロフネ、キングカメハメハ、シンボリクリスエス、アドマイヤムーンもアベレージは高い。それらの名前からもパワータイプの種牡馬を父に持つ馬は注意を払いたい。

データの決断

昨年のスプリンターズSの覇者レッドファルクスの名前はあるものの、ローテーションからは厳しい休み明け。なぜか過去10年で勝鞍がない6歳という年齢からも勝ち切るまでは難しいと判断。データからプッシュしたいのは年齢、近況の勢いが過去の好走馬と合致するオーシャンSの覇者メラグラーナ。2走前は好位5番手から勝っており、前走514キロと牝馬にしては馬格にも恵まれている。昨年夏からグングン力を付けてきた南半球産の外国産牝馬が混戦を断つ。