■安田記念■結果

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6月8日、東京競馬場で第58回安田記念が行なわれ、岩田康誠騎手騎乗の2番人気・ウオッカ(牝4、栗東・角居厩舎)が優勝。

2着には3.1/2馬身差で5番人気・アルマダ(セ7、香港・J.サイズ厩舎)、3着には10番人気・エイシンドーバー(牡6、栗東・小崎厩舎)が続いて入線した。

なお、1番人気に支持されたスーパーホーネット(牡5、栗東・矢作厩舎)は8着に敗れた。

単勝5 410円、馬連5-16 3680円、馬単5-16 5970円、3連複3-5-16 31710円、3連単5-16-3 145690円

ちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
なお、このレースの払戻有効期限は2008年8月7日。

■岩田康誠騎手のコメント

「直線の感触は『バキューン』でした(笑)」

「直線の伸びは『さすがダービー馬だな』と思った。直線の感触は『バキューン』でした(笑)。初めて調教で跨った時は不良馬場で、力のいる馬場はあまり良くは無かったように思った。今日も正直、半信半疑だったけど、返し馬の一歩目で、背中がゾクッとするほどの手応えを感じた。最初からウオッカを信頼してあげられなくて、馬に申し訳ないと思う。落ち着いていて『牝馬でこんな背中をしている馬は初めてやな』と感じた。土曜日と今日のレースで馬場の内側を確認してみて、見た目以上に下は良馬場で固かった。3番枠だったので、最初から絶対に内しか通る気は無かったし、ゲートも『スタートが良い』と聞いていたとおりで、理想通りのポジションでレースを運べた。人馬とも折り合いは良好で、気持ちよく走れたと思う。ラスト1ハロンでも脚色が鈍らなかったし、抜け出す脚が凄かったので、これ以上の脚を使う馬はいないだろうと思った。こんな風を感じたのは他ではアドマイヤムーンくらい、というほどの脚。体験出来て凄く嬉しく思います」

■角居勝彦調教師のコメント

「将来的には2000mくらいまで走らせてあげることが出来れば」

「前走後の選択肢は安田記念もあるし、宝塚もあるという状態でしたが、カイ食いも良かったので安田を使うことにしました。馬の仕上げは一回出来ているので、あとは体を増やしていく事と、緩まない程度に調教してきました。自分で体を作れる子なので、調整はほとんど馬任せです。レースの作戦は特に考えず、ウオッカらしい競馬が出来ればと思っていました。スタートが良く前につけましたが、レース前に岩田君と話した時は『押して出ちゃうと行っちゃいそうなので、出さないで行きます』っていう話でした(笑)。折り合いもギリギリなだめてくれたんで、馬も我慢してくれました。ダービーの時のように体調が良かったんでしょうね。使うレースが上手く合わなかったり、大きなアクシデントではありませんでしたが、競馬を取りやめなければならなかったりというのを何度か繰り返して、馬は力があるのに迷惑をかけているな、という思いはありました。自分の気持ちはまだモヤモヤが残ったままですけど(笑)、ぼちぼち晴れてくれると思います。次走は未定ですが、宝塚記念を見送って夏は栗東で過ごす予定なので、良い状態で秋を迎えられるようにしたいと思います。将来的には2000mくらいまで走らせてあげることが出来れば、と考えています」