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平林雅芳の目
2008/9/30(火)
日曜阪神10R
神戸新聞杯(Jpn2)
芝2400m
勝ちタイム2.25.3
勝ち馬ディープスカイ(牡3、栗東・昆厩舎)
■やはりダービー馬。四位Jの『ヤレヤレです』が本音か。
例によって前の競馬は耳で聞いてパドックへ張り付く。
一番最初に入ってきたディープスカイ。
その馬を観たさに、パドックはもうかなりのファンが取り囲んでいた。
18頭が揃って周回しだした。
やはりちょっと余裕残しの仕上げに見えるディープスカイ。
ゆったりとした馬体の造りに感じる。
ブラックシェルは、今までにないほど全体のバランスが良く見える。
非常に雰囲気がいい。
その前を行くナムラクレセントは気合満面であり、逆にすぐ後のスマイルジャックは少しソワソワしたムードだ。
6キロ増のオウケンブルースリは太くは見えないし、この雰囲気の中で落ち着いているのも悪くない。
今日のパドックからはブラックシェルの大駆けが期待できそうだ。
ゲートに次々と入って行く。
後3頭となってオウケンブルースリが入るのブラックシェルが待つ。
ようやくオウケンが入りブラックシェル、そして大外枠のモンテクリスエスが入ると直ぐにゲートが開いた。
ダービーでは好発したディープスカイだったが、今日はさほど早くないゲートの出。
ちょっとタイミング的には後ろ目だ。
逆にいつもモタモタしたゲートのブラックシェルは今日はスッと出たし、左右の馬が寄れずにスペースがちゃんとあり、いいリズムのゲートとなった。
ミッキーチアフルが先手をとったようである。
1角のカーブで内のスペースを使って、ディープスカイがかなり前へと自然と上がれた。
先にいた筈のブラックシェルがそのコーナーリングで逆にディープスカイの後ろとなる。
ミッキーチアフルが先頭で、後には内にロードアリエス、外にはスマイルジャックがやや掛り気味の行きっぷり。
1000m通過が1.01.3とかなりゆったりと進む。
3コーナーから4コーナーの間に7、8番手にいたディープスカイが内から外へと進路をとる。
そこで絶好位の5番手まで楽にあがる事が出来た。
向こう正面で3馬身ぐらい後を走っていたブラックシェルだったが、3角過ぎて前から下がってきた馬を避けるためにちょっとしたロスタイムが出来てしまい、位置がディープスカイからは随分と離れてしまう。
4角を廻り直線に入る。
好位で廻ったディープスカイは、直線に入って少しして鞍上の四位Jの右ステッキが一発入るのが見えた。
そして馬場の真ん中を進んで行く。
4角のコーナーリングで巧くさばいてきた武豊Jのブラックシェル。
前を行くメイショウクオリアの内から抜いて、前を行くディープスカイを追いかけて行く。
四位Jの方がステッキを多用したのではないだろうか。
逆に武豊Jの方はゴールへ近づいた時に入れていたように思う。
内から一瞬並びかけたか、と思えた瞬間もあったが、結局は一度も抜けずにゴールが来た。
ゴール前は逆にブラックシェルが止まり気味にさえ見えたものであった。
1、2着の差がクビ。
今までになく詰め寄ったディープスカイとの差だが、今回の仕上がり状態で抜けなかったとなるとかなり難しいこととなりそうだ。
3着には半馬身差まで詰め寄ったオウケンブルースリ。
4コーナーではブラックシェルのまだ後から追い上げてきたもので、伸びは一番のもの。
どれだけの脚を使えるのかギリギリまで辛抱したものの様に見えた。
本番の菊花賞を見据えた乗り方と言ってもいいだろうし、キャリアとか実績を考えると本番では一番怖い馬となりそうだ。
そして4着には小桧山厩舎のもう1頭のベンチャーナイン。
これも最後方からの競馬で突っ込んできたもの。
師は「春の疲れがとれてやっと体調面で良くなっていた」と言う。
逆にスマイルジャックは前へ行った馬のなかで一番の失速ぶり。
ちょっと気負いが見られるし精神面での成長がなかったのかも知れない。
勝利インタビューで四位Jが「ディープインパクト」と間違えて言ってしまった。
ま、そこは冗談としても、第一声の「やれやれですね~』が本当の気持ちだろう。
パドックから見ていても7分ぐらいの造りであり、やはり今年の3歳の頂点を極めた馬の実力はゆるぎないもののようだ。
菊花賞は、オウケンブルースリがどこまで追い詰めて逆転まであるのか、といった大勢ではなかろうか・・・。
神戸新聞杯(Jpn2)
芝2400m
勝ちタイム2.25.3
勝ち馬ディープスカイ(牡3、栗東・昆厩舎)
■やはりダービー馬。四位Jの『ヤレヤレです』が本音か。
例によって前の競馬は耳で聞いてパドックへ張り付く。
一番最初に入ってきたディープスカイ。
その馬を観たさに、パドックはもうかなりのファンが取り囲んでいた。
18頭が揃って周回しだした。
やはりちょっと余裕残しの仕上げに見えるディープスカイ。
ゆったりとした馬体の造りに感じる。
ブラックシェルは、今までにないほど全体のバランスが良く見える。
非常に雰囲気がいい。
その前を行くナムラクレセントは気合満面であり、逆にすぐ後のスマイルジャックは少しソワソワしたムードだ。
6キロ増のオウケンブルースリは太くは見えないし、この雰囲気の中で落ち着いているのも悪くない。
今日のパドックからはブラックシェルの大駆けが期待できそうだ。
ゲートに次々と入って行く。
後3頭となってオウケンブルースリが入るのブラックシェルが待つ。
ようやくオウケンが入りブラックシェル、そして大外枠のモンテクリスエスが入ると直ぐにゲートが開いた。
ダービーでは好発したディープスカイだったが、今日はさほど早くないゲートの出。
ちょっとタイミング的には後ろ目だ。
逆にいつもモタモタしたゲートのブラックシェルは今日はスッと出たし、左右の馬が寄れずにスペースがちゃんとあり、いいリズムのゲートとなった。
ミッキーチアフルが先手をとったようである。
1角のカーブで内のスペースを使って、ディープスカイがかなり前へと自然と上がれた。
先にいた筈のブラックシェルがそのコーナーリングで逆にディープスカイの後ろとなる。
ミッキーチアフルが先頭で、後には内にロードアリエス、外にはスマイルジャックがやや掛り気味の行きっぷり。
1000m通過が1.01.3とかなりゆったりと進む。
3コーナーから4コーナーの間に7、8番手にいたディープスカイが内から外へと進路をとる。
そこで絶好位の5番手まで楽にあがる事が出来た。
向こう正面で3馬身ぐらい後を走っていたブラックシェルだったが、3角過ぎて前から下がってきた馬を避けるためにちょっとしたロスタイムが出来てしまい、位置がディープスカイからは随分と離れてしまう。
4角を廻り直線に入る。
好位で廻ったディープスカイは、直線に入って少しして鞍上の四位Jの右ステッキが一発入るのが見えた。
そして馬場の真ん中を進んで行く。
4角のコーナーリングで巧くさばいてきた武豊Jのブラックシェル。
前を行くメイショウクオリアの内から抜いて、前を行くディープスカイを追いかけて行く。
四位Jの方がステッキを多用したのではないだろうか。
逆に武豊Jの方はゴールへ近づいた時に入れていたように思う。
内から一瞬並びかけたか、と思えた瞬間もあったが、結局は一度も抜けずにゴールが来た。
ゴール前は逆にブラックシェルが止まり気味にさえ見えたものであった。
1、2着の差がクビ。
今までになく詰め寄ったディープスカイとの差だが、今回の仕上がり状態で抜けなかったとなるとかなり難しいこととなりそうだ。
3着には半馬身差まで詰め寄ったオウケンブルースリ。
4コーナーではブラックシェルのまだ後から追い上げてきたもので、伸びは一番のもの。
どれだけの脚を使えるのかギリギリまで辛抱したものの様に見えた。
本番の菊花賞を見据えた乗り方と言ってもいいだろうし、キャリアとか実績を考えると本番では一番怖い馬となりそうだ。
そして4着には小桧山厩舎のもう1頭のベンチャーナイン。
これも最後方からの競馬で突っ込んできたもの。
師は「春の疲れがとれてやっと体調面で良くなっていた」と言う。
逆にスマイルジャックは前へ行った馬のなかで一番の失速ぶり。
ちょっと気負いが見られるし精神面での成長がなかったのかも知れない。
勝利インタビューで四位Jが「ディープインパクト」と間違えて言ってしまった。
ま、そこは冗談としても、第一声の「やれやれですね~』が本当の気持ちだろう。
パドックから見ていても7分ぐらいの造りであり、やはり今年の3歳の頂点を極めた馬の実力はゆるぎないもののようだ。
菊花賞は、オウケンブルースリがどこまで追い詰めて逆転まであるのか、といった大勢ではなかろうか・・・。
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