平林雅芳の2歳評

トピックス

土曜京都1R
2歳未勝利
ダ1200m
勝ちタイム1.13.7

勝ち馬ブルーデライト
(牝、栗東・服部厩舎)
逃げたのが一番人気のリバーサルブロー。
ゆったりした先行ペースで行けていた。
前半3Fが36.1だからこのうえない流れ。しかし4角を廻って失速気味。
変わって先頭に踊り出たのが、2番手を楽に追走していた武豊J騎乗のブルーデライト。
後1Fでリバーサルブローを交わしてそのまま押し切った。
2着には好位の内目で脚を貯めていたスマイルミッキーが伸びて、先に上がってきてたメジロライダーを内から差し込んであがった。
勝ち馬は、3角過ぎにも轍のあとを避けるように飛び、ゴール寸前もゴール板の陰を器用にも完歩をあわせて飛ぶアクシデント。
かなり余裕があるのだろうが、まだまだ子供っぽさを見せたレースだった・・。

土曜京都2R
2歳未勝利・牝
芝1600m
勝ちタイム1.34.7

勝ち馬セキサンダンスイン
(牝、栗東・坂口則厩舎)
未勝利戦でこのタイムであるから馬場は良すぎるぐらいか。
前半千が58.1とこの距離では速い先手の争い。
後方の集団に位置していた馬が上位を占めたように、速い流れの競馬となった。
勝ち名乗りをあげたのは前走も鋭い末脚を見せたセキサンダンスイン。
五分のスタートだったが、下げて内ラチ沿いの後方を余裕を持って進む。
前を行く人気のフキラウソングの動きを観ながらの競馬。
直線も先に先頭に出た相手を一気に交わしてのゴール。
脚質転換が巧く出来ての近走内容。やっと持ち味が判ったようだ。
フキラウは、今日でも前半に頭を上げて、掛り気味なとこを見せていた。
まだ幼さが出過ぎているのだろうが、勝利は近いのは間違いない。
3着には、これも後から馬場の真ん中を追い上げてきたハッピーパレードが突っ込んで来ていた。

土曜京都3R
2歳未勝利
芝1200m
勝ちタイム1.09.5

勝ち馬セブンシークィーン
(牝、栗東・南井厩舎)

一番速いスタートを切ったのは、最外枠のセブンシークィーン。
しかし内からタムロウイングが先手を主張。
しかし3Fが35.0のユッタリなペースで進めた。
早めにあがってきた一番人気のダブルウェッジが、直線で先頭に踊り出たセブンシークィーンの外に並びかけるが、相手は余裕の先行だったのか、スッと反応して前に出て押し切って勝ち名乗りをあげた。
ダブルウェッジはデビュー戦でも内にもたれたが、今日も最初は内に、それから外へとヨレてしまう。
ここらがもったいない内容となってしまう。
若さだろうし、そのうちに解消されて即勝ちに結び付けれるはずだが・・。
勝ち馬はケイコ以上に、競馬に行ってしっかりしていた。

土曜京都6R
2歳新馬
芝2000m
勝ちタイム2.04.1

勝ち馬ファミリズム
(牝、栗東・梅田智厩舎)

まずまずの下馬評を集めた馬が集まった新馬戦であったが、勝ち名乗りをあげたのは牝馬のファミリズム。
競馬内容は、古馬のような渋い競馬っぷりで、サーッと反応しての末脚発揮であった。
長い距離の新馬戦は、ほとんどが先行馬が有利な流れ。
ここも先手をとったマイネルメビウスが、千通過が1.03.8の本当にゆったりとしたペースでレースを演出。
そのまま逃げ込まんとするところを、外からマークしていた一番人気のリバティーフローが交わして先頭に踊り出た瞬間に、内々で脚を使わずに辛抱していた岩田Jのファミリズムが、馬の間を縫うように差し込んできてクビ差交わしての勝利であった。
ダイワワイルドボアの下でケイコも入念な仕上がり。
緒戦から力を思う存分に発揮したようだ。
2着のリバティーフローは、まだまだ子供っぽさが抜けずの雰囲気だ。
武豊Jのトーセンジョーダンは、まだ競走モードに入っていない様子。
これでスイッチが入ればいいのだがと言った競馬内容であった・・。

土曜京都9R
萩S
芝1800m
勝ちタイム1.47.7

勝ち馬ミッキーパンプキン
(牡、栗東・清水出厩舎)

馬場入りの時から興奮気味だったメイショウドンタク。
助手と担当さんが引き手を外して馬場に入った途端に4角方向へと速脚で行ってしまい、4角のポケットへ。
なかなかスタート地点へ行けずで、結局武豊Jは下馬して馬は二人に引かれてゲートへと向う。
レース前にややテンションが上がり過ぎてしまったメイショウドンタク。
ゲートが開いても、小頭数での競馬の例に漏れずユッタリとした流れに終始する。
先頭を切ったミッキーパンプキンが、千を1.00.8で、千二通過が1.13.1の最高のペースに落として影をふませずのゴールであった。
2着も2番手のキングスレガリアが入る競馬。
内ラチ沿いを走ってきた3頭が、そのままワンツースリーの着順。
いける脚質の馬が絶対に有利な2歳の特別戦の傾向が続く・・・。
メイショウドンタクは気性の荒さに若さが先走ってしまうようだ。
ここらが成長してからの話となるのだろう・・・。