【キーンランドC】古豪サンカルロ 今年も札幌から再始動!

27日、キーンランドC(G3)の追い切りが札幌競馬場にて行われた。サンカルロ(牡8、美浦・大久洋厩舎)は2歳時からパートナーを務める吉田豊騎手を背にダートコースで併せ馬。終始馬なりながら、年齢を感じさせないフットワークで5F67.3-52.6-38.9-12.5秒を記録。2歳の若駒を先行させ、常に手応えで上回ったまま併入と貫禄を示している。なお、併走相手には吉田隼人騎手が跨がり、兄弟での併せ馬となった。

今年もこのレースから再始動を図るサンカルロ。「暑いのが苦手なので涼しい北海道でのレースを選びました。北は涼しいので馬もリラックスして、気を使わずに仕上げられますね」と大久保洋吉調教師自ら語ったように、8歳の夏を迎えても元気いっぱいだ。

10月には70歳を迎える大久保師。来年2月の定年が刻一刻と迫る中、「去年は59キロで結果を出せませんでした(7着)が、今年は57キロ。軽くなる分、チャンスもあるのではないかと思います。ここでいい結果を出して、G1に向かわせたいですね」とさらなるタイトル獲得に意欲タップリ。

今年は阪急杯で2着に食い込み、前走のマイラーズCでも上がり最速の末脚を見せたように能力は健在。古豪の一発に警戒が必要だ。

サンカルロ

併せ馬を行うサンカルロ(内)


サンカルロ

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