【白山大賞典】エーシンモアオバーが今年も逃げ切り連覇達成!

10月7日(火)、金沢競馬場で行われた交流重賞・第34回 白山大賞典(Jpn3)(3歳上 別定 1着賞金2100万円 ダート2100m)は、岩田康誠騎手騎乗の4番人気・エーシンモアオバー(牡8、栗東・沖厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:12.5(重)のレコードタイム。

2着には3/4馬身差で2番人気・サミットストーン(牡6、船橋・矢野義厩舎)、3着には3馬身差で3番人気・グラッツィア(牡6、栗東・角居厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたソリタリーキング(牡7、栗東・石坂厩舎)は4着に敗れた。

決してスタートは良くなかったエーシンモアオバーだったが押してハナを主張し、グラッツィアはピタリと2番手でマーク。少し離れた3番手の外にサミットストーンが付け、ソリタリーキングは4番手からレースを展開。
2週目向正面から手が動き始める後続を尻目に、エーシンモアオバーは3コーナー過ぎから徐々に差を広げて直線へ。最後はサミットストーンに外から迫られたものの、先頭を守り抜いてゴールを駆け抜けた。ソリタリーキングは直線でも伸びを欠き、グラッツィアから1馬身遅れての4着。

勝ったエーシンモアオバーは昨年に続き、逃げ切りでの連覇達成。8歳を迎えた今年はここまで4戦未勝利だったが、昨年にホッコータルマエが記録したレコードタイムを0秒1上回るオマケ付きで快勝。3つ目の重賞タイトルを手に入れた。

馬主は株式会社 栄進堂、生産者は浦河の栄進牧場。馬名の意味由来は「冠名+その上に」。

【岩田康誠騎手のコメント】
「本当によく走ってくれる馬です。体重も増えていましたし、元に戻っていて凄く良い状態でした。馬場も締まっていましたし、有利な状況でしたね。早めにスパートしようと心がけていましたし、馬自身も後ろに付かれると嫌気を差すところがあるので、気分よく行かせました。今日は賞金を加算できましたし、まだまだ若い走りを見せてくれていますので、頑張ってほしいです。秋のG1シーズンにも入りましたし、何とか目立てるようなレースができるよう頑張ります」

【沖芳夫調教師のコメント】
「(レース編成の都合で)9月に出走できるレースがなくなってしまったので間隔が空きましたけど、却って良かったのかもしれません。前走がマイナス体重でしたが、今回は元に戻っていましたね。3コーナーで寄ってこられると大体下がってしまうんですが、逆に2番手の馬との差が離れかけたので、“4コーナーまでは持つだろうな”と思えました。8歳馬でよく頑張ってくれています」

エーシンモアオバー
(牡8、栗東・沖厩舎)
父:マンハッタンカフェ
母:オレゴンガール
母父:Rubiano
通算成績:47戦11勝
(うち地方成績:16戦3勝)
重賞勝利:
12年名古屋グランプリ(Jpn2)
13~14年白山大賞典(Jpn3)

エーシンモアオバー

エーシンモアオバー

エーシンモアオバー

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