【エ女王杯】ブランネージュ「色々と考えて乗りたい」

12日、エリザベス女王杯(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。秋華賞4着から古馬に挑戦するブランネージュ(牝3、栗東・藤岡健厩舎)は秋山真一郎騎手が手綱をとってポリトラックへ。単走で終い一杯に追われると、弾けるような伸びで5F62.8-48.4-35.7-11.3秒をマーク。高いレベルで状態をキープしている。

「コンスタントに使っていますからね。ええ、けさは反応を見る程度で。いい動きでしたし、この秋はいい状態が続いていますね」と騎乗した秋山騎手も満足の表情。初勝利はデビューから6戦目と時間を要したが、未勝利を勝ってすぐに挑戦したチューリップ賞で3着馬と0秒1差の4着。続く自己条件をアッサリ勝って、フローラS2着、オークスで5着に入り、この秋もローズS、秋華賞でともに差のない4着と、と瞬く間に世代トップクラスに上り詰めた。

前走の秋華賞は4コーナー手前まで最高のポジショニングだったが、一瞬開いたスペースを勝ったショウナンパンドラに突かれ、それが致命傷となってしまった。今回は秋華賞から1F延びる2200m。「オークスは少し長いと感じたし、2200mはギリギリかな。外回りコースでもあるし、色々と考えて乗りたい」と鞍上も秘策を練って本番へ挑む。潜在能力はここでもヒケを取らない素質馬。前走と同じ轍を踏むわけにはいかない。