【香港マイル】地元エイブルフレンド圧勝 グランプリボス3着が最高

12月14日(日)、香港のシャティン競馬場で行われたロンジン香港マイル(G1)(3歳上 1着賞金1311万香港ドル 芝1600m)に日本馬4頭が出走。

最先着を果たしたのはこのレースを最後に引退を表明していたグランプリボス(牡6、栗東・矢作厩舎)。先行策から直線で一度は後退しかける場面を見せたものの、岩田康誠騎手のゲキに応えて最後は3着での入線。後方から直線では内を突いて伸びたワールドエース(牡5、栗東・池江寿厩舎)が4着に続いている。

残る2頭、フィエロ(牡5、栗東・藤原英厩舎)は6着、ハナズゴール(牝5、美浦・加藤和厩舎)は8着での入線となった。

勝ったのはJ.モレイラ騎手騎乗、地元香港のエイブルフレンド(セ5、香・J.ムーア厩舎)。前哨戦ジョッキークラブ勝利の勢いそのままに、直線では外から一頭だけ桁違いの伸び脚で他馬を交わし去った。2着は同じく地元のゴールドファン(セ5、香・R.ギブソン厩舎)。これで2年連続の銀メダルとなっている。

【グランプリボス・矢作芳人調教師のコメント】
「うまく調整でき、仕上げに悔いはありません。勝った馬が強かったです。2着はあるかと思いました。ある程度いい位置でレースをし、直線で中を割ったほうが力を出せるので、そのように指示をし、指示通り乗ってくれました。結果は残念でしたが、この馬では何度もありがたい経験をさせてもらいました。種牡馬としても成功するようにサポートしていきたいです」

【グランプリボス・岩田康誠騎手のコメント】
「流れが速かったです。直線では伸びが一度止まりかけましたが、また伸びてくれました。歯を食いしばって自力を発揮して走ってくれました」

【ワールドエース・池江泰寿調教師のコメント】
「ゲートでトモが座る形になって出遅れてしまいました。引っかかって窮屈なところに入ってしまいました。残りの100mは真剣に走っていました。馬は折り合いがつくようになり、距離は長くても大丈夫です。ゲートを矯正してまた出直します」

【ワールドエース・Z.パートン騎手のコメント】
「ゲートでトモが座る形となり、スタートがよくありませんでした。最後の100mはよく走ってくれました」

【フィエロ・藤原英昭調教師のコメント】
「うまく乗ってくれました。勝った馬が強かったです。4コーナーでスムーズに外に出られたら良かったのですが、外から被せられてしまいました。また挑戦したいです」

【フィエロ・福永祐一騎手のコメント】
「馬が力んでいました。スムーズに外に出せませんでした」

【ハナズゴール・加藤和宏調教師のコメント】
「良い状態で出走できました。良い感触で直線を迎えました。もう少しペースが速くなって後ろから行けていれば理想的でしたが、ペースが遅くあの位置になってしまいました。直線では伸びてくれませんでした」

【ハナズゴール・N.ローウィラー騎手のコメント】
「本当によく頑張ってくれました。前走よりはるかに良い状態でレースには出走できました」

香港マイル

優勝したエイブルフレンド


香港マイル

香港マイル

ラストラン・グランプリボスが3着に


香港マイル

4着ワールドエース


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