【日経新春杯】条件は合うG2ウイナー・ハギノハイブリッド

15日、日経新春杯(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。ハギノハイブリッド(牡4、栗東・松田国厩舎)は主戦の秋山真一郎騎手が手綱をとって坂路で単走追い。重い馬場ということもあって、4F56.5-40.6-26.4-13.3秒と時計は目立たないが、菊花賞以来となる久々を感じさせない力強い脚捌きで登坂した。

先週のCWコースに続いて追い切りに跨がった鞍上は「今朝は馬場が悪すぎたし、動きも掴みづらかった」と苦笑いを浮かべたが「先週乗った時に、順調にきている、と感じていますから」と上々の手応えを掴み取っている。

ダービー13着、菊花賞12着とクラシックでは不発に終わるも、京都新聞杯で見せた末脚は破壊力十分。「京都新聞杯を勝った時は乗りやすいイメージがありました。長く脚を使うから長距離は合うと思います。ある程度、競馬が流れてくれれば尚いいですね」と復活へ静かに闘志を燃やす。

近親にスティンガー、サイレントメロディ、アーバニティがいる母系はやや奥手のタイプで、単なる一発屋ではないはず。京都新聞杯で2着に負かしたサウンズオブアースは神戸新聞杯、菊花賞でも2着と好走しているだけに、ここで存在をアピールしたいところだ。