【シルクロードS】1週前 アンバルブライベンが堂々逃げ宣言

23日、シルクロードS(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。アンバルブライベン(牝6、栗東・福島信厩舎)は田中健騎手を背に坂路で入念に乗り込まれた。水分を含んで重くなった馬場の中で、馬なりながらも4F55.8-39.7-25.0-12.4秒をマーク。追われての反応も上々だった。

前走の淀短距離Sでは直線で交わされ、悔しい2着。管理する福島信晴調教師は「こないだは57キロ。牝馬にしたら厳しい斤量だったし、枠も外だった。その分、ポジションをとるのにいつもより苦労した感じだったね。まあ、厳しい条件の中での2着は評価していいんじゃないか」と結果には納得の様子。

3走前の福島民友Cでオープン特別初勝利を挙げると、続く京阪杯では重賞初勝利。前走も負けて強しの内容で、昨秋からの好調は維持されている。ここまでの調整過程についても、「この中間も順調にきてるし、今週は金曜に上がりをサッと伸ばす程度。使ってきてるし、これで十分だよ。重賞ならハンデは前走の57キロほど重たくもならないだろうしね」と今回も上位争いが期待できそうだ。

「作戦は今回もひとつだよ。そう、迷いなく逃げてもらう。今後もためにも他の陣営にしっかりアピールしないとな」と今回も堂々の逃げ宣言。重賞初勝利を挙げた好相性の舞台で、2つめの重賞タイトルを狙う。