【佐賀記念】追い比べ制した丹内マイネルクロップが人馬重賞初V

2月10日(火)、佐賀競馬場で行われた交流重賞・第42回 佐賀記念(Jpn3)(4歳上 別定 1着賞金:2300万円 ダート2000m)は、丹内祐次騎手騎乗の1番人気・マイネルクロップ(牡5、栗東・飯田雄厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:09.5(稍重)。

2着にはハナ差で2番人気・ソリタリーキング(牡8、栗東・石坂厩舎)、3着には3馬身差で3番人気・ダノンカモン(牡9、栗東・池江寿厩舎)が続いた。

揃ったスタートからダノンカモンがハナを主張。先頭に立つと、ペースをスローに落とす。プルーフポジティブ、ランフォルセらが2番手集団を形成。2周目の向こう正面に入ると、一気にペースアップし、先行集団と後続との差が広がる。4コーナー手前ではマイネルクロップとソリタリーキングの2頭が先頭へ。直線に入っても、馬体を併せながらの追い比べは互いに譲らず。最後はわずかに前に出たマイネルクロップに軍配が上がった。終わってみればJRA勢が掲示板を占め、格の違いを見せつける結果になった。

勝ったマイネルクロップは交流重賞初勝利。2走前の初夢Sでは2着に3馬身差をつける快勝を収め、オープン入り。前走の東海Sは重賞初挑戦で、7着に沈んでおり、巻き返しを期した一戦をモノにして、今後に向けて弾みのつく結果となった。鞍上の丹内祐次騎手もJRA、交流重賞を含めてこれが重賞初勝利。

馬主は株式会社 サラブレッドクラブ・ラフィアン、生産者は新ひだかのグランド牧場。馬名の意味由来は「冠名+収穫」。

【飯田雄三調教師のコメント】
「道中は小回りで少し窮屈な場面もありましたが、直線でなんとか外に出すことができて、差し返してくれました。力をつけてくれていますね。今年に入ってから状態が良くなり、競馬の内容も良くなってきました。これまでは(反応が)ワンテンポ遅れるようなところもありましたが、今は全く心配ありません。
準オープンの時でも使いたいレースをなかなか使えない時がありましたからね。今回は良いタイミングでレースを使えたと思います。今後はダートの重賞を狙っていきたいと思います」

マイネルクロップ
(牡5、栗東・飯田雄厩舎)
父:クロフネ
母:グレートハーベスト
母父:サンデーサイレンス
通算成績:25戦6勝
重賞勝利:
15年佐賀記念(Jpn3)

マイネルクロップ

マイネルクロップ

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