【フェブラリーS】1週前 カゼノコは軽めの調整も「疲れはない」

11日、フェブラリーS(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。川崎記念2着からの参戦となるカゼノコ(牡4、栗東・野中厩舎)は助手を背に坂路コースに登場。軽めの追い切りで、時計は54.8-40.3-26.1-13.2秒をマーク。レース間隔は詰まっているが、疲れを感じさせない動きとなった。

「そんなに間隔も空いていないし、坂路でサッとね。これで十分ですよ」とは野中調教助手。前走はホッコータルマエの2着と健闘したが、その反動は見られず、引き続き状態は良好だ。「疲れもないし、ここまでは順調ですよ」と表情は明るい。

ここ3走は強敵との戦いが続き、結果を残せていないが、川崎記念では成長の一端を垣間見せた。「いつもより早めに動いていけたし、あのような競馬ができたのは収穫」と振り返り、今後のパワーアップに期待を寄せる。

今回の舞台であるダートのマイル戦は初挑戦になる。「うまく流れに乗れるかですね」と500mの距離短縮に不安も見せるが、昨年の3歳王者として、簡単には負けられない。歴戦の古馬たちに一泡吹かせる準備は出来ている。

カゼノコ