【阪急杯】G1馬としての初陣!ダノンシャーク「自信を付けた」

25日、阪急杯(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。マイルCS以来の出走となるダノンシャーク(牡7、栗東・大久龍厩舎)は福永祐一騎手を背に坂路での追い切り。ネオジェネシスを馬なりのまま追走し、最後はしっかりと先着。時計も4F52.2-38.4-24.9-12.4秒と好タイムを記録した。

G1ホースとしての初陣に向けて調整を重ねてきた。稽古にも跨った福永騎手は「思った以上の時計で動けましたし、体調はよさそうですよ」と笑顔を見せる。この時計は前走のマイルCSの最終追い切りとほぼ同じタイム。3ヶ月ぶりの実戦でも状態面に不安はない。

鞍上はマイルCS時にはフィエロに騎乗。ハナ差の末に敗れているが、それはダノンシャークの強さを肌で感じたとも言えるだろう。背中の感触も「G1を勝ったことで馬も自信を付けたみたいですね。体づきもG1馬にふさわしいものになってきた」と太鼓判を押す。今度は敵ではなく、パートナーとして勝利に導くことが出来るか。

今回の舞台は阪神1400m。昨年も同レースに参戦し1番人気の支持を得たが、結果は9着。しかし、これは当初、予定をしていた東京新聞杯への出走が雪の影響によって取り止めになるハプニングがあってのもの。今年は最初からここを目標に調整しており、万全の態勢でレースを迎えられる。まずはこの舞台でリベンジを果たし、その先にある大舞台へと弾みをつけたいところだ。