圧倒的なスピードでG1を牽引していくアルビアーノ

●3月21日(土) 2回中山7日目11R 第29回 フラワーC(G3)(芝1800m)

新年早々にデビューして、あれよあれよと3連勝。近年なかった“東高西低”に沸く美浦に今度はアルビアーノ(牝3、美浦・木村厩舎)という外国産馬の新星が誕生した。

初戦、2戦目で見せたスピードは重賞初挑戦のここでも一枚上。最内枠を利してハナを奪うと、気持ち良く馬場を周回。前走から2Fの距離延長、相手強化も物ともせず、今回も後続の馬をアッサリと退けてしまった。

コンビを組む柴山雄一騎手も「この馬の強さには頭が下がります」と最敬礼。キャリアが浅い3歳牝馬だけあって、若干の不安もあったようだが、「今日は、自分のリズムを崩さないようにすることだけ気を付けました。距離が1ハロン延びるのは気になっていましたが、厩舎サイドがしっかり調教をしてくれていましたし自信を持って乗りました」とレースでは正攻法に徹して余裕たっぷりの3連勝だ。

次走については馬の様子次第とのことだが、クラシック路線に進もうと、NHKマイルC路線に進もうと展開のカギになることは間違いない。「このまま無事にいってくれれば、大舞台でも楽しみです。本当に良い子ですよ」と締めくくった柴山騎手。美浦トレセンがますます熱くなってきた。

アルビアーノ

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