【高松宮記念】久々でも納得の仕上がり トーホウアマポーラ

26日、高松宮記念(G1)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、阪神Cで17着のトーホウアマポーラ(牝6、栗東・高橋亮厩舎)は助手が騎乗してCWコースを単走追い。前半ゆっくりとした流れから徐々にペースアップすると、キビキビとしたフットワークでフィニッシュ。6F85.9-68.5-52.9-38.6-11.9秒をマークした。

「先週は少しフワフワするところがありましたが、けさはしっかりとハミをとって走ってくれていました。11秒台で上がってきましたし、シャープに動けてましたね。ええ、良かったと思います」と追い切りを見届けた高橋亮調教師。暮れからのぶっつけ本番となるが「蹄の弱い馬で寒い時季に無理をさせず、ここ1本で調整をしてきました。休み明けはそれほど気にならないタイプですし、うまく仕上げることができたと思います」と上々のコンディションでレースを迎える。


前走、阪急杯で11着のオリービン(牡6、栗東・橋口弘厩舎)は坂路で菱田裕二騎手を背に古馬オープンのグレイスフルリープを3馬身追走。鞍上が仕掛けるとグンとピッチが上がり4F50.7-37.2-24.2-12.3秒の好時計をマーク。文句なしの仕上がりで3歳時のNHKマイルC以来となる2度目のG1へ挑む。

「前に調教で乗せてもらった時は終いの時計がかかっていましたが、今回は最後までしっかりと動いてくれました。時計も良かったし、今まで乗った中では一番良く感じました」と菱田騎手は愛馬から伝わるデキの良さに満足の表情。「千二はあまり経験していない馬でイメージしづらいですが、坂路でこれだけ動く馬だし、そんなに問題はないと思います。阪神を得意なように、中京のタフな馬場もいかもしれません。ええ、ノーチャンスの馬ではないと思いますよ」と大舞台での一発を匂わせている。