【高松宮記念】国際G1馬の底力 エアロヴェロシティが混戦を断つ

3月29日(日)、2回中京6日目11Rで第45回高松宮記念(GⅠ)(芝1200m)が行なわれ、Z.パートン騎手騎乗の4番人気・エアロヴェロシティ(セン7、香港・P.オサリバン厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:08.5(稍重)。

2着には半馬身差で6番人気・ハクサンムーン(牡6、栗東・西園厩舎)、3着にはハナ差で3番人気・ミッキーアイル(牡4、栗東・音無厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたダイワマッジョーレ(牡6、栗東・矢作厩舎)は6着に敗れた。

ダイワマッジョーレがスタートで後手を踏み最後方から。注目の先行争いはエアロヴェロシティが好スタートを切るもアンバルブライベンが押して主張。二の脚を伸ばしたハクサンムーンが2番手につけ、エアロヴェロシティ、リトルゲルダ、ミッキーアイルも好位を追走。ストレイトガールは中団からレースを運ぶ。

4コーナー手前から馬群がバラけはじめ、馬場の外めを通ってハクサンムーンが先頭で直線へ。逃げるハクサンムーンに手応え良く回ってきたミッキーアイルとエアロヴェロシティが並んで追撃。坂を上ってハクサンムーンが振り切りにかかるが、エアロヴェロシティがひと追い毎に差を詰め、半馬身交わして優勝。2着はハクサンムーンがエアロヴェロシティと一緒に追い上げてきたミッキーアイルをハナ差振り切った。
連覇を狙ったコパノリチャードは5着。道中後方の人気馬は揃って不発で、最後方追走のダイワマッジョーレは6着までが精一杯、ストレイトガールは見せ場なく13着に沈んだ。

勝ったエアロヴェロシティはニュージーランドで生産され、デビュー。香港に移籍し、5歳時の香港2013/14年シーズン頃から台頭すると、昨年10月は当地の重賞を初制覇。暮れの香港スプリントでは日本馬を相手に立ちはだかり、逃げ切りで国際G1初制覇。 その後は一戦して、2着に敗れていたが、高松宮記念への参戦を決定。レース史上初の外国馬による優勝をやってのけた。

馬主はN.ヨン氏、生産者はニュージーランドのN E Schick&S J Till。

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エアロヴェロシティ
(セン7、香港・P.オサリバン厩舎)
父:Pins
母:Exodus
母父:Kaapstad
通算成績:17戦9勝
重賞勝利:
15年高松宮記念(G1)
14年香港スプリント(G1)
14年プレミアムボウル(香港G2)

エアロヴェロテシティ

不慣れな左回りも楽々と克服 初の海外G1制覇となった香港のエアロヴェロテシティ


エアロヴェロテシティ

エアロヴェロテシティ

エアロヴェロテシティ

エアロヴェロテシティ

エアロヴェロテシティのZ.パートン騎手 秋の来日も示唆した



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