マンハッタン産駒からまた一頭!シングウィズジョイが樫へ名乗り

●4月26日(日)2回東京2日目11R第50回 フローラS(G2)(芝2000m)

戦前は2勝馬の身で、オークス出走に向けて是が非でも権利が欲しい状態。シングウィズジョイ(牝3、栗東・友道厩舎)が内田博幸騎手のエスコートに導かれ、満点回答でオークスへの出走を決定づけた。

5番枠のスタートから周りの出方を見ると、すかさず先手を主張。それを上回る勢いでダッシュを利かせた馬にハナを譲ると、外目の2番手をキープ。5F通過62秒台とゆったりとしたペースを考えれば、先行策も功を奏したことは言うまでもない。直線で後続が差を縮めようとするが、スパートをかけるタイミングを待つほどの余裕。残り200mに差し掛かる頃から鞍上の右ムチが振り下ろされると、じわじわと脚を伸ばし、押し切ってみせた。

「ハナに行ってもいいかなと思っていましたが、行きたい馬が主張してきて、番手からになりました。前回も早めの競馬で押し切っているので、早めの競馬を心がけましたよ」

そう内田騎手は振り返ったが、「馬の具合や枠順も噛み合ってくれました。器用に競馬を作れるので、距離が延びても大丈夫ですよ」ともパートナーを労ったように、ここへ来ての2連勝は馬自身の充実ぶりを感じさせるもの。前走の1800mに続き今回は2000mで連勝と、距離経験も樫へ向けて弾みがつく材料だ。

勝ち馬の母であり、2008年のフローラSで5着のシングライクバードを管理した友道康夫調教師も「お母さんの域に達しましたね」とご満悦の表情。ルージュバック、クイーンズリングとマンハッタンカフェ産駒の牝馬が話題を集めた現3歳世代だが、早くから能力の一端をみせてきた同産駒馬が、遅ればせながらのタイトル獲得。5月24日(日)のオークス(G1)では、経験と勢いでライバルたちに待ったをかけることだろう。

シングウィズジョイ

▲ヴィルシーナを彷彿とさせる内田博騎手×友道厩舎のコンビでV


シングウィズジョイ

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