【兵庫CS】クロスクリーガー圧巻!逃げ切りで9馬身差V

5月6日(振・水)、園田競馬場で行われた交流重賞・第16回兵庫チャンピオンシップ(Jpn2)(3歳 定量指定 1着賞金:2800万円 ダート1870m)は、岩田康誠騎手の1番人気・クロスクリーガー(牡3、栗東・庄野厩舎)が優勝。勝ちタイムは2.00.4(良)。

2着は9馬身差で2番人気・リアファル(牡3、栗東・音無厩舎)、3着は5馬身差で6番人気・ポムフィリア(牝3、美浦・高橋裕厩舎)が続いて入線した。

序盤から先手を主張していったのがクロスクリーガー。差がなく人気を分けあったリアファルも続き、離れた第2集団にインディウム、ポムフィリアらも続く。2周目に差し掛かる頃には、前の2頭が大きくリードを広げると、リアファルとクロスクリーガーの手応えにも差が出始める。直線入り口でクロスクリーガーに岩田騎手のステッキが一発入ると、みるみるうちにリードを広げ、終わってみれば独走状態となった。
7戦無敗の実績で注目を集めた、地元のインディウム(牡3、園田・田中範厩舎)は中団から運ぶも、同じ兵庫勢にも先着を許して5着だった。

勝ったクロスクリーガーはおじに日経賞勝ちのユキノサンロイヤルがいる血統。ダートでは4戦して前走のオープン特別・伏竜Sを含む、既に3勝をマークしており、ここでも1番人気に支持されていたが、重賞初挑戦ながら圧勝。力の違いをみせつけた。また、今年2月に急逝したアドマイヤオーラの産駒では、JRA、ダートグレード競走を含め重賞初制覇となった。

馬主は辻高史氏、生産者は新冠町の北星村田牧場。馬名の意味由来は「十字+騎士(独)」。

【岩田康誠騎手のコメント】
「今日の新聞で木村(健騎手)くんが『スタートを気を付けて出す』というのを見ていたので、気を付けたのですけど、やっぱり滑って出て……。ちょっと出負けしたのですけど、スピードがある分、ハナを切れたのだと思います。今日の馬場を考えて2~3番手でもいいなと思っていたのですけど、先手を取った方が馬も楽かなと思いました。今日は馬場も味方してくれましたし、走りやすい馬場でした。一戦毎に力を付けてくれているので次も楽しみです」

クロスクリーガー
(牡3、栗東・庄野厩舎)
父:アドマイヤオーラ
母:ビッグクィーン
母父:ブライアンズタイム
通算成績:5戦3勝
重賞勝利:15年兵庫CS(Jpn2)

クロスクリーガー

クロスクリーガー

クロスクリーガー


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