【シリウスS】勝ち星欲しいナムラビクター「3度目の正直に」

30日、シリウスS(G3)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。

昨年の2着馬ナムラビクター(牡6、栗東・福島信厩舎)は助手を背に坂路での追い切り。終始一杯に追われる内容で、4F54.3-39.4-26.2-13.6秒で駆け上がった。

「そんなにバリバリと時計を出す馬じゃない。ええ、この馬なりの動きでしたよ。休養前より素直に走れているのはいいんじゃないかな。ここまで順調に乗り込めたし、馬体も仕上がってきてる。58キロもそんなに苦にはならないでしょう」と福島信晴調教師

「ちょっとアテにしづらい性格だけど、走れる状態にはある。あとはデムーロ騎手に託すだけ。この2走はちょっと消極的だったから。3度目の正直?それを期待したいね(笑)」と鞍上に託す構え。近走は思うような結果に恵まれていないが、昨年のチャンピオンズCでは王者ホッコータルマエに肉薄の2着。その実績に見合うだけのレースぶりを披露したい。

前走、帝王賞4着のニホンピロアワーズ(牡8、栗東・大橋厩舎)は酒井学騎手が騎乗してポリトラックでの最終調整。強めに追われながらも余力を残した走り。1週前に同じポリトラックで時計を出している為、全体時計としてはまずまずだが、6F81.4-65.4-51.0-37.3-11.4秒と終いはしっかりと好時計をマークした。

大橋勇樹調教師は「Cウッドはチップの入れ替えで馬場が悪かったし、先週まではポリトラックとダートのBコースで調整。うん、動きも悪くなかったし、いいんじゃないかな」と内容に満足の様子。

続けて「年齢的に全盛期のパフォーマンスを求めるのは難しいが、このぐらいのメンバーならやれて不思議ない。底力に期待したいね」と出走メンバー中最多の重賞7勝を誇る古豪として、一歩も引かない状況。師の言葉通り、一線級との対戦では苦戦続きではあるが、トップハンデの評価に違わぬ走りを見せられるか。

ニホンピロアワーズ

▲ポリトラックで追い切りを行ったニホンピロアワーズ


ニホンピロアワーズ


前走で初のダート戦ながら快勝を収めたアウォーディー(牡5、栗東・松永幹厩舎)は助手が騎乗してCWで併せ馬。半弟のラニをパートナーに1.4秒先着する力強い走りを披露。終始一杯に終われ、6F84.4-68.8-54.0-39.9-12.4秒をマークした。

同馬を管理する松永幹夫調教師は「順調ですね。変わりなくこられていますよ。妹(アムールブリエ)が走っていることもありましたが、この馬もしっかりとダート適性を見せてくれました」とコメント。交流重賞を連勝している姉同様、母の主戦騎手であった師は一族のダート適性を感じとっていた。

「重賞で一気の相手強化がどうかですが、ハンデ差を生かして頑張って欲しいですね」と師。昨年の目黒記念以来となる重賞挑戦となるが、新境地で頂点を狙う構えだ。

アウォーディー

▲ダート変わりで更なる活躍が期待されるアウォーディー