【エ女王杯】ラキシス連覇へ着々と 馬なり12秒9「去年と遜色ない」

4日、エリザベス女王杯(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。前走、京都大賞典4着のラキシス(牝5、栗東・角居厩舎)は助手を背にCWコースを単走で駆け抜け、馬なりで6F84.7-67.3-52.6-38.9-12.9秒をマークした。

岸本調教助手は「今週は単走でやりました。闘志を抑えながらの走りでいい動きをしていましたよ」と合格点といった口ぶり。また、この中間の調整過程にも言及し「(中間は)プール調教を取り入れていますが、リラックスできていますよ」とコメント。思惑通りといった様子を窺わせた。

今年初戦の産経大阪杯では、キズナ、スピルバーグ、ロゴタイプといった強豪牡馬相手に勝利を収め、牡馬相手のG1制覇なるか、大いに期待をつのらせたが、近3戦は未勝利。しかし、ここまでエリザベス女王杯では1着、2着と、ここは大得意の舞台といえる。

「前走は道中で掛かりながらも、男馬を相手に差を詰めてきました。力はある馬ですからね。去年と比べても遜色ない状態で臨めそうです」と連覇に向け、同助手の言葉にも力がこもった。

さらに鞍上には、次週から短期免許を取得する世界的名手ライアン・ムーアを迎え、連覇へ向けて虎視眈々。初顔合わせとなる3歳勢や、上がり馬らも退け、最強牝馬の座を再び証明したい一戦だ。

ラキシス

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