【京王杯2歳S】ボールライトニングが好位抜け出し無敗で重賞制覇

11月7日(土)、5回東京1日目11Rで第51回京王杯2歳S(G2)(芝1400m)が行なわれ、蛯名正義騎手騎乗の2番人気・ボールライトニング(牡2、栗東・宮本厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:22.6(良)。

2着には1馬身1/4差で6番人気・アドマイヤモラール(牡2、美浦・上原厩舎)、3着にはハナ差で1番人気・シャドウアプローチ(牡2、栗東・須貝尚厩舎)が続いて入線した。

人気の一角レッドカーペットが大きく出遅れるスタート。スッとハナに立ったのはレッドラウダ。その内キングライオン、シャドウアプローチ、外からサイモンゼーレがポジションを上げて、その外からボールライトニング。アドヤマイヤモラールは中団からの追走。
直線に入ると各馬手応えを残したまま、レッドラウダ、サイモンゼーレ、ボールライトニングが横並びからの叩き合い。後方勢は馬場の真ん中から、シャドウアプローチ、アドマイヤモラール、トウショウドラフタが併せ馬で追撃。先頭はボールライトニングが抜け出し、後続を抑えて重賞制覇を果たした。2着争いは接戦で、アドマイヤモラールが確保。

勝ったボールライトニングは新馬戦に続いての連勝。姉には小倉2歳Sの勝ち馬デグラーティアがおり、きょうだい重賞制覇となった。なお、父のダイワメジャーは現2歳世代で最多勝をあげている。

馬主は株式会社グリーンファーム、生産者は栃木県の恵比寿興業株式会社那須野牧場。馬名の意味由来は「火の玉」。

1着 ボールライトニング(蛯名騎手)
「稽古で跨った感じから走りそうだと思っていましたし、期待に応えることが出来て良かったです。今日はペースが遅かったですし、自分の形で競馬をしました。初めて長い直線を走るので、あまり早く先頭に立ちたくはありませんでしたが、流れも遅かったので自然と先頭に立つ形になりました。最後までよく脚を使ってくれましたね。距離は2000くらいまでもつのではないか、と思います。ここで賞金加算が出来ましたし、これから余裕を持ったローテーションを組めると思います」

2着 アドマイヤモラール(田辺騎手)
「外枠が良かったですね。上手く流れに乗れましたし、道中も自分から動いていけました。勝ち馬とは決め手の差が出ましたが、よく頑張ってくれました。口向きなどまだ課題はありますけど、これから良くなってくればと思います。どちらかというと短距離向きではないと思いますし、これから距離をもたせていければと思います」

3着 シャドウアプローチ(C.デムーロ騎手)
「好位の内で運べましたが、スローペースの決め手勝負になったことがこの馬にとって分が悪かったですね。最後までしっかり走ってくれましたが…」

4着 レッドラウダ(松若騎手)
「ハナに行く気はありませんでしたが、ゲートが速かったのでそのまま行きました。道中も良い感じでしたし、脚を溜めた方が切れるのではないかと思ってあの形で運びました。最後もよく踏ん張ってくれましたし、まだまだ成長の余地があると思います。楽しみですね」

5着 トウショウドラフタ(吉田豊騎手)
「他が行かなければ行こうかと思っていましたが、結構周りが行く気を見せていたので控えました。隊列が決まってから流れが遅くなって、キツい形になりました。もう少し上手に競馬が出来るようになると更に良いですけど、馬に落ち着きも出てきて良い感じになっています」

6着 オデュッセウス(三浦騎手)
「1400でも、思っていたより折り合いがつきました。内枠だったのですぐに位置が決まって動けなくなりましたが、最後はしっかり伸びていますし、2着馬ともそれほど差がありませんでしたからね。よく頑張っていますよ」

7着 トップライセンス(戸崎圭騎手)
「トビが軽いですし、すごく良い馬です。1400でもガマンがきいて良い脚を使えました」

14着 レッドカーペット(アッゼニ騎手)
「今日はスタートで出遅れたことが痛かったですね」

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ボールライトニング
(牡2、栗東・宮本厩舎)
父:ダイワメジャー
母:デフィニット
母父:Dehere
通算成績:2戦2勝
重賞勝利:
15年京王杯2歳S(G2)

ボールライトニング

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