日豪でG1制覇を果たしたリアルインパクトが引退

26日、2011年の安田記念を3歳馬として初めて勝ち、この春にはオーストラリアのジョージライダーSを勝ったリアルインパクト(牡7、美浦・堀厩舎)が引退、種牡馬入りすることが所属するキャロットファームの公式HPで発表された。

同馬は2010年10月にデビュー。新馬戦快勝のあと京王杯2歳S、朝日杯FSで連続2着と好走。その後は休養に入り、復帰初戦のニュージーランドTこそ11着と崩れたが、NHKマイルCで3着と巻き返し、古馬に挑戦した安田記念では史上初となる3歳馬での優勝を果たし、騎乗した戸崎圭太騎手とともに晴れてG1ウイナーの仲間入りを果たした。

以降、勝ち星から遠ざかるが、5歳暮れの阪神Cで久々の勝利を挙げ、翌年の同レースも連覇。今年の春はオーストラリアに遠征し、初戦のジョージライダーSで海外G1初制覇。続くドンカスターマイルでも2着に入り、健在を示した。帰国後は安田記念、毎日王冠とともに12着。22日のマイルCS8着が現役最後のレースとなった。

今後は近日中に競走馬登録を抹消し、北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる予定。通算成績は30戦5勝、獲得賞金は3億9609万4000円。

馬主は有限会社キャロットファーム、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「本物の衝撃。両親名より連想」。

リアルインパクト
(牡7、美浦・堀厩舎)
父:ディープインパクト
母:トキオリアリティー
母父:Meadowlake
通算成績:30戦5勝
重賞勝利:
15年ジョージライダーS(G1)
11年安田記念(G1)
13、14年阪神カップ(G2)

リアルインパクト

3歳馬として初めて安田記念を制覇。鞍上の戸崎圭太騎手もJRAG1初制覇!


リアルインパクト

連覇を果たした14年の阪神C。2年連続8番人気での勝利だった