【シンザン記念】大混戦を抜け出したのは8番人気ロジクライ!

1月10日(日)、1回京都3日目11Rで第50回シンザン記念(G3)(芝1600m)が行なわれ、浜中俊騎手騎乗の8番人気・ロジクライ(牡3、栗東・須貝尚厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:34.1(良)。

2着にはクビ差で2番人気・ジュエラー(牝3、栗東・藤岡健厩舎)、3着にはクビ差で11番人気・シゲルノコギリザメ(牡3、栗東・谷厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたピースマインド(牡3、栗東・宮厩舎)は14着に敗れた。

各馬が積極的に行こうとしない中、ハナを奪ったのはキングライオン。ピースマインド、シゲルノコギリザメと続くが、4番手ロジクライ以下も大きな塊となって、最後方までほぼ一団。アストラエンブレム、ラルク、ジュエラーといった人気どころは集団のやや後方。向こう正面でシゲルノコギリザメが先頭に立つと、後続に3馬身ほどの差を付けて坂の下りへ。馬群がごった返す中、後方にいたショウナンアヴィドも外から進出を開始する。
早めに動いたシゲルノコギリザメが先頭で直線に入ると、内からロジクライ、馬場の真ん中からアストラエンブレム、更に大外から勢いが付いたジュエラーが一気に襲いかかり、ゴール前は4頭の攻防。先にシゲルノコギリザメを捕らえたロジクライがジュエラーの追撃を封じて重賞初勝利を挙げた。

勝ったロジクライは、デビュー3戦目に初勝利。昇級初戦となった前走は直線で行き場を失い、不完全燃焼の形で4着に終わったが、格上挑戦の今回は好位をスムーズに立ち回り、早めに勝ちに行く競馬で重賞制覇。オーナーの久米田正明氏にとってもロジユニヴァースで勝ったダービー以来の重賞勝ちで、クラシック戦線に向けて大きな1勝を手に入れた。
生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「冠名+父名の一部」。

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ロジクライ
(牡3、栗東・須貝尚厩舎)
父:ハーツクライ
母:ドリームモーメント
母父:Machiavellian
通算成績:5戦2勝
重賞勝利:
16年シンザン記念(G3)

ロジクライ

ロジクライ

ロジクライ

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