【京都記念】初距離を克服し重賞3連勝となるか ヤマカツエース

10日、日曜京都11レース・京都記念(G2)の追い切りが栗東トレセンで行われた。福島記念、中山金杯と目下重賞2連勝中のヤマカツエース(牡4、栗東・池添厩舎)は、助手を背にCWコースでの最終追い切り。今週は前半から気合を付けて6F81.9-66.5-52.4-38.8-13.0秒をマークした。

タイムを確認した池添兼雄調教師は「先週はおしまいを重点にやってあるし、今週はテンからビシッとやったんだが……。最後は少し物足りなかったかな」とやや渋い表情を見せながらも、トータルとしてはマズマズの時計。「馬場が悪くて少しノメってたみたいだから仕方ないかな。ま、いい状態ではきてるよ。馬体重が増えているのもいい筋肉がついてきたからだし、前走も外を回りながら強い競馬をしてくれた。相手は強いが、前走の走りができれば楽しみもありそう」と振り返った。

2歳の6月に1200mでデビュー。そこから徐々に距離を延ばし、昨年春まではマイル路線へ。夏の北海道で中距離路線にシフトし、ここ2走は2000mの重賞を連勝。今回は初めての2200mとなるが、心身ともに充実した今なら1F延長は全く問題ないだろう。別定のG2であるこのレースを勝てば、中距離戦線の主役候補にも挙がってくるだけに、相手強化のここでどんなレースを見せるか注目される。

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