【高松宮記念】重賞初VをG1で ビッグアーサー「文句なくいい状態」

24日、高松宮記念(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。
シルクロードS5着のビッグアーサー(牡5、栗東・藤岡健厩舎)は助手を背に栗東坂路を単走での追い切り。14秒台のラップでゆっくりと入ると、後半2Fは勢いよく駆け上がり、4F51.0-36.6-23.4-12.0秒をマークした。

ビッグアーサー


追い切り後、ビッグアーサーを管理する藤岡健一調教師の一問一答は以下の通り。

-:高松宮記念(G1)に出走予定のビッグアーサーについてお話をお伺いします。よろしくお願いします。前走のシルクロードSは5着という結果でした。レースを振り返っていただけますか。

藤岡健一調教師:外枠ということもあって、馬場も悪かったので、多少影響があるかなと思いつつも、力はあるので、いい競馬はしてくれると思っていたのですが……。結果は思ったよりも良くありませんでしたし、疲れもたまっていたのかなという感じでした。そのあとは放牧に出しました。

-:昨年の秋ごろからコンスタントにレースに使われているイメージがあるのですが、いつも頑張ってくれていますよね。

藤:そうですね。コンスタントには使っていたのですが、間隔はとりながら、馬のコンディションを見ながら使っていました。

-:この中間の調整について教えてください。

藤:賞金的に、高松宮記念に出られるということがわかったので、放牧先でもある程度想定しながら調整はしていました。帰厩後も順調に追い切りを消化できていますし、状態的には悪くないかなと思っています。

-:1週前追い切りでは自己ベストをマークしていましたが、馬の様子はいかがでしたか。

藤:1週前、2週前に結構速い時計を出して、当週に上がり重点のケイコをするというパターンが1番この馬のパフォーマンスを発揮できるかなと思っていたので、先週は時計を出すつもりでいったので、それで自己ベストで、体調の良さが出たのかなと思っています。

-:今週の追い切りはどのような指示で行なわれましたか。

藤:先週までを踏まえて、上がり重点のケイコはしようと思っていたので、前半我慢するように、それで上がりが速くなるようにという指示は出していました。

-:今週の追い切りを見させていただきましたが、すごくフットワークの軽い走りに思えました。先生の評価はいかがですか。

藤:走りも良かったですし、時計も思い通りのものでしたし、文句なくいい状態で仕上がってきたのかなと思います。

ビッグアーサー

-:今回は初めてのG1となりますが、中京の1200mという舞台に関しましてはどのように思われていますか。

藤:去年の高松宮記念の日に中京で勝っているのですが、時計も優秀でしたし、あれだけの競馬ができるのならば、左回りも得意な方なのではないかなと思います。

-:今回の相手関係はどのように見られていますか。

藤:さすがにG1なので、それなりに強い馬が集まっているので、相手というよりも、この馬自身、いい状態で臨めれば、いい結果が出るんじゃないかと思います。

-:今回は先行馬が多い印象があるのですが、ビッグアーサーのレースはどのようなイメージをされていますか。

藤:スタートは速いので、行く馬とかを見ながらレースできると思いますし、先行馬が多いので、前が結構行ってくれれば、展開的にも楽になるかと思います。

-:この馬の強みはどのあたりだと思われますか。

藤:短距離適性と、圧倒的なパワーです。血統的にも、父がサクラバクシンオーですし、1200mという舞台にすごく向いているかなと思います。

-:初めてのG1挑戦、そして重賞初制覇がかかる高松宮記念に向けて、意気込みをお聞かせください。

藤:重賞はまだ勝てていないのですが、ここ一発、G1で重賞初制覇を目指して頑張りたいと思いますので、皆さん応援よろしくお願いします。