【マイラーズC】4連勝へ勢い十分ネオスターダム池添「いい動きをしてくれた」

20日、マイラーズC(G2)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

昨年11月の500万条件から3連勝中のネオスターダム(牡4、栗東・石坂厩舎)は、坂路で古馬500万のリーサルストライクを0.1秒引き連れてスタート。手綱をとる池添謙一騎手のゴーサインが出るとグンと加速し、2馬身までリードを広げてゴール。時計は4F53.7-38.9-25.2-12.7秒と攻め駆けしないこの馬としてはマズマズの時計をマークした。

池添騎手は「少し掛かると聞いていましたし、実際、少しハミを噛むところもありました。でも、レースの前にそういったことを確認できたのは良かったと思います。いい動きをしてくれたし、いい馬ですよ。初めてのオープンで重賞挑戦だし、大きなことは言えませんが、勢いがあるという意味では楽しみですね」と4連勝へ向け、しっかり手応えを掴んだようだ。


昨年の覇者で、前走、小倉大賞典7着のレッドアリオン(牡6、栗東・橋口慎厩舎)は、前走ダービー卿CT14着のクラレント(牡7、栗東・橋口慎厩舎)と兄弟で併せ馬を披露。川須栄彦騎手を背にしたレッドアリオンが0.7秒追走し、小牧太騎手が騎乗したクラレントに1馬身差詰め寄ったところがゴール。タイムはレッドアリオンが4F51.6-38.1-25.3-12.9秒、クラレントが4F52.1-38.5-25.5-12.9秒。

レッドアリオンについて、騎乗した川須騎手は「最後でフワフワしていましたが、馬場が悪かったこともあるかな。そんな中でもしっかりやれたし、まずまずの動きでしたよ。レースにいけばカッとなる馬だし、力は出せると思います。馬場がいい京都も合っています」とコース替わりでの変わり身に期待を寄せる。

そして、クラレントの方は管理する橋口慎介調教師が「この悪い馬場状態のなかしっかり動けましたね。すごかった。7歳ですが、馬は元気いっぱいです。休み明けを使ったことで確実に状態も上向いています。今なら左、右は問わないと思います」と明るい表情。実力馬の反撃に注目だ。

クラレント

▲弟のレッドアリオンに先着したクラレント