【マイラーズC】最内を突き抜けたクルーガーが重賞初制覇!

4月24日(日)、3回京都2日目11Rで第47回マイラーズC(G2)(芝1600m)が行なわれ、松山弘平騎手騎乗の3番人気・クルーガー(牡4、栗東・高野厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:32.6(良)。

2着にはクビ差で5番人気・ダノンシャーク(牡8、栗東・大久龍厩舎)、3着には半馬身差で11番人気・クラレント(牡7、栗東・橋口慎厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたフィエロ(牡7、栗東・藤原英厩舎)は4着に敗れた。

ほぼ揃ったスタートからジンワリと先手を取ったのがクラレント。外からサンライズメジャーが並びかけるように先手を奪い、アルマワイオリ、エキストラエンド、レッドアリオン、ダノンシャークらが先団を形成、3連勝中のネオスターダムはそれらを見るポジション。その内にクルーガー、外をダノンリバティ、1番人気のフィエロは後方3番手から終い勝負にかける。
ハナを切ったサンライズメジャーから最後方のマーティンボロまで一段となって直線へ。逃げるサンライズメジャーを内からクラレントが交わし、その背後からダノンシャークも接近、さらに最内を突いてクルーガーが襲いかかる。フィエロは大外から懸命に脚を伸ばすも、内の各馬の勢いは衰えず、ゴール前はクルーガーとダノンシャークの叩き合い。クビ差前に出たクルーガーが重賞初制覇を決めた。

勝ったクルーガーは3度目の重賞挑戦で伝統のG2タイトルを獲得。前走の中日新聞杯では出遅れが響いて6着、今回もスタートの出は良くなかったが、ジックリとインの経済コースで脚を溜め、ロスなく立ち回った松山騎手の好騎乗が光った。また、クルーガーはこの勝利で6月5日に行われる安田記念(G1)の優先出走権も手に入れた。

馬主は有限会社キャロットファーム、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「賢者(独)。賢い競走馬に育ってほしいと願いをこめて」。

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クルーガー
(牡4、栗東・高野厩舎)
父:キングカメハメハ
母:アディクティド
母父:Diktat
通算成績:11戦5勝
重賞勝利:
16年マイラーズC(G2)

クルーガー

クルーガー

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