【目黒記念】クリプトグラムがゴール前の叩き合いを制して3連勝!

5月29日(日)、2回東京12日目12Rで第130回目黒記念(G2)(芝2500m)が行なわれ、福永祐一騎手騎乗の3番人気・クリプトグラム(牡4、栗東・藤原英厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:30.6(良)。

2着にはクビ差で1番人気・マリアライト(牝5、美浦・久保田厩舎)、3着には3/4馬身差で8番人気・ヒットザターゲット(牡8、栗東・加藤敬厩舎)が続いて入線した。

スタートでリヤンドファミユが出遅れ。その他はほぼ横一線。先行争いはじわっと進出したサムソンズプライドを外からデウスウルトが制してハナへ。人気の一角モンドインテロが有力勢では一番前のポジション。6番のマリアライトは昨年の覇者ヒットザターゲットと並んで中団。クリプトグラムはその後ろの追走で、タッチングスピーチは後方2番手からの競馬。

淡々とレースが進む中、レースは直線へ。デウスウルトは早々と一杯になり後退。替わってサムソンズプライドが先頭に躍り出るが、後続勢が追い込みをかけてくる。脚色が良いのは同じ勝負服のマリアライトとクリプトグラムで、残り200mで並んで前を捕えるが、外のクリプトグラムの伸びが良く、一気に先頭に立つ。マリアライトは内に潜り込んでもう一度併せ馬に持ち込む。ゴール前は叩き合いになったが、外のクリプトグラムが制して先頭でゴールイン。マリアライトは良く食い下がったものの2着。3着には昨年の覇者ヒットザターゲットが得意の内ラチ沿いをスルスル伸びて入線した。

勝ったクリプトグラムは前走の大阪-ハンブルクCを準オープンの身ながら勝利。今回は初の重賞挑戦だったが難なく突破し、3連勝となった。今後は中長距離の一線級と戦っていくことになるが、キャリア9戦とまだまだ底を見せていない同馬の活躍に期待がかかる。
馬主は有限会社キャロットファーム、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「暗号(神秘的なシンボル)。神秘的な活躍を期待して。母名より連想」。

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クリプトグラム
(牡4、栗東・藤原英厩舎)
父:キングカメハメハ
母:チアズメッセージ
母父:サンデーサイレンス
通算成績:9戦5勝
重賞勝利:
16年目黒記念(G2)

クリプトグラム

クリプトグラム

クリプトグラム

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