【CBC賞】ブルズアイ 馬なりでラスト12.1秒「自分の力は走ってこられる」

29日、CBC賞(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、高松宮記念5着のエイシンブルズアイ(牡5、栗東・野中厩舎)は、助手を背に坂路で単走、終い重視の最終調整。馬のリズムに合わせて終い軽く仕掛けられるとグイッとひと伸びして4F52.3-37.7-24.3-12.1秒を馬なりでマークした。

野中賢二調教師は「やればいくらでも時計がでる馬だからね。52秒台でしまいも12秒台。指示した通りの追い切りができた」と愛馬の動きに満足の表情。「前走は当週になって馬場の傾向がガラッと変わったから。その中で、あの位置からでもしっかり脚を使えていたからな。中身がしっかりしてきて、最近は凡走しなくなってきた。今度も自分の力は走ってこられるよ」と自信を見せる。

デビュー時から大きな期待を寄せられていた馬だが、5歳を迎えていよいよ本格化。2走前のオーシャンSで重賞初Vを飾り、高松宮記念でも0.5秒差の5着とビッグタイトルも手に届くところまでやって来た。オーシャンSと同じ中山競馬場で行われるスプリンターズSへ向け、注目のリスタートとなる。