【プロキオンS】モノノフ坂路でビッシリと 庄野師「筋肉がついて充実してきた」

6日、プロキオンS(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、天王山S1着のニシケンモノノフ(牡5、栗東・庄野厩舎)は坂路で助手を背にビッシリと追われ、4F51.5-37.2-24.0-12.0秒の好時計をマーク。もともと調教駆けするタイプの同馬だが、雨で湿った稍重馬場でこの時計は優秀。天王山Sからの連勝でJRA重賞初制覇を狙う。

管理する庄野靖志調教師は「先週は力のいる馬場の中、しっかりと負荷をかけたし、今週は上がり重点で。サッとじゃなくて、 しっかり攻めましたよ。ここにきてカイ食いも良くなって、いい筋肉がついてきた。その分、疲労回復も早くなっていますね」とコメント。今年に入ってからの3走が1、2、1着と安定した成績を残していることについて「充実期に入ってきたんだと思います。中京は初めてですが、左回りは東京でも好走していますから。距離はベストだし、中央の重賞も獲らせてやりたいですね」と初コースも問題にしない構えだ。

道営でデビューし、2歳時には兵庫ジュニアグランプリを制するなど早くからダート短距離界期待の星として活躍していた同馬。ここでのJRA重賞初制覇に大きな期待がかかるところだ。