【スパーキングLC】女王ホワイトフーガが3角一気のスパートで重賞4勝目!

7月6日(水)、川崎競馬場で行われた交流重賞・ 第20回 スパーキングレディーC(Jpn3)(3歳上・牝 別定 1着賞金:2500万円 ダート1600m)は蛯名正義騎手騎乗の1番人気・ホワイトフーガ (牝4、美浦・高木登厩舎)が優勝。勝ちタイムは1.40.5(良)。

2着は2馬身差で4番人気・ブルーチッパー(牝6、大井・荒屋勝厩舎)、3着は6馬身差で3番人気・タイニーダンサー(牝3、美浦・伊藤圭厩舎)が入った。

4月のマリーンCで2着に逃げ粘ったブルーチッパーが先手を奪い、続いてホワイトフーガ、ヴィータアレグリア、タイニーダンサーと中央の人気どころがピッタリとマーク。そこからは間隔が開いてクラカルメン、ヒットザトレイルと続く。向こう正面ではブルーチッパーとホワイトフーガ、少し離れてヴィータアレグリア、タイニーダンサーと4頭が後続を大きく引き離す。
3コーナーでホワイトフーガが一気にスパートをかけ、4馬身ほどのリードを取って直線へ。そのまま楽に押し切るかと思えたが、早めに動いた分、徐々に終いの脚が鈍り、ブルーチッパーが猛追。みるみる差が詰まるが、早めのリードがモノをいってトップでゴール。58キロを背負いながら堂々と1番人気に応えてみせた。

勝ったホワイトフーガは、昨年のJBCレディースクラシックの勝ち馬で重賞4勝目。今年に入って牡馬相手のフェブラリーSで10着、さきたま杯で5着と崩れていたが、関東オークスを2.3秒差でぶっちぎった川崎競馬場で一気のマクリを決めて見事に復活。牝馬同士では一枚上の力をまざまざと見せ付けた。
馬主は西森鶴氏、生産者は梅田牧場。馬名の意味由来は「芦毛より+遁走曲」。

【蛯名正義騎手のコメント】
「ちょっとみっともない競馬でしたけど、馬の力で何とか押し切ってくれました。2番手で行ければいいなと思っていたのですが、ちょっと折り合いを欠くシーンがあったので……。あまり逆らわないで、スムーズに回っていけば力はあると思っていたので、何とか頑張ってくれるのではないかと思っていました。

3歳の時も非常にいい馬だと思っていたのですが、女らしく、更に力強く変わってきていました。これだけ斤量を背負って強い競馬をしているので、期待したくなりますね。今日はたくさんの方々に応援していただいてありがとうございます。また次も頑張りたいと思いますので、応援よろしくお願いします」

ホワイトフーガ
(牝4、美浦・高木登厩舎)
父:クロフネ
母:マリーンウィナー
母父:フジキセキ
通算成績:14戦7勝
重賞勝利:
15年JBCレディスクラシック(Jpn1)
16年スパーキングLC(Jpn3)
16年TCK女王盃(Jpn3)
15年関東オークス(Jpn2)

ホワイトフーガ

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