【新潟記念】ダコール円熟の脚捌き「状態は変わりなくきています」

31日、新潟記念(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、小倉記念4着のダコール(牡8、栗東・中竹厩舎)は、坂路で助手が騎乗し、4F55.5-39.8-25.4-13.0秒を計時。単走でゴールまでしっかりと負荷をかけられ、8歳という年齢をまったく感じさせない軽快の動きを見せている。

中竹和也調教師も「今回が夏3戦目になるし、中間はぎりぎりのタイミングまで放牧に出して調整をしてきた。ジョッキーが乗れば速い時計は出せるけど、最終調整ははうちのスタッフでやりました。これで十分。状態は変わりなくきていますよ。前走はいい感じだったけど、直線の不利があったからね。ま、今回も良馬場でやれそうだし、ここもいい競馬をしたい」と重賞Vへ意欲十分のコメント。ちなみに近5走、4→2→4→2→4着と来ており、その結果が注目される。

前走、佐渡S1着のエーシンマックス(牡6、栗東・西園厩舎)は、坂路で助手を背にしての最終調整。単走で終いまでビッシリと追われたが、前走快勝の勢いそのまま、キビキビとしたフットワークで4F54.4-39.3-25.1-12.7秒を叩き出した。

2度の長期休養もあり、6歳夏にして待望のオープン入り。近親にエイシンフラッシュがいる良血がいよいよ重賞初挑戦となる。「前走はハンデ戦で54キロだったし、展開もうまくいったからね。夏馬? そういうイメージで思ったことはないんだけど、確かにこの時期はいつも行きっぷりがいいかな。デビュー当初は同世代のトップが先に出世していったけど、期待度でいけばこっちもかなり高かったんだよ。今週の動きも良かったし、ハンデも53キロ。斤量差を生かしたいね」と西園正都調教師も一発をうかがう口ぶり。コース相性の良さも不気味に映る。