【ゴールデンジョッキーC】地元・兵庫の田中学が優勝!還暦・的場文は惜しくも2位!

ゴールデンジョッキーズ

7日、園田競馬場でJRA、NARの通算2000勝以上のジョッキー12名が集まり、3つのレースでポイントを競う第25回ゴールデンジョッキーズカップが行われた。

第1戦の8R・ファイティングジョッキー賞は愛知の丸野勝虎騎手騎乗の1番人気・ワンダーグロワールが勝利。同騎手は初めてのシリーズ出場であったが、7馬身差で逃げ切った。2着にJRAの内田博幸騎手騎乗・ダーリングリップ、3着には大井・的場文男騎手騎乗のクラリスが入線した。

第2戦の9R・エキサイティングジョッキー賞は兵庫・田中学騎手騎乗のジーベロニカが2番手から抜け出し勝利。2着に佐賀・山口勲騎手騎乗のワンダージンテーゼ、3着にJRAの岩田康誠騎手騎乗のホッコーゴウケンが入った。2戦を終えて2、4着の山口勲騎手がトップに立ち、シリーズ最終戦へ。

最終戦となった10R・チャンピオンジョッキー賞はスタ-トから地元兵庫の木村健騎手騎乗・ジャストザオネストが逃げる展開。先頭から最後方まで10馬身圏内の一団でレースが進む中、各ジョッキーが早めに動く見応えあるレースに。直線は横に各馬広がる激しい叩き合いとなり、ゴール前では4頭が横並びでなだれ込んだ。僅かにアタマ差抜けだして1着となったのがJRAの戸崎圭太騎手騎乗・トウケイエース。2着には笠松・東川公則騎手騎乗のスチブナイト、3着には高知・赤岡修次騎手騎乗のエーブゴールドマンが入線した。

3レースを終えて9着、1着、5着の成績で合計34ポイントを獲得、見事ゴールデンジョッキーズカップ総合優勝に輝いたのは、地元・兵庫の田中学騎手。2位は30ポイントを獲得した大井・的場文男騎手で、3着、5着、6着の成績。3位に入ったのが29ポイントを獲得した佐賀・山口勲騎手で、騎乗成績は4着、2着、10着だった。

優勝した田中学騎手は12年以来、当シリーズ2度目の優勝。07年、08年と二年連続で兵庫ダービーを制するなどの活躍を見せていたが、08年9月の落馬事故で戦線離脱。復帰も危ぶまれるほどの重傷であったが、7ヶ月後にレースに復帰。10年には地方競馬通算2000勝を達成し、14年には276勝を挙げて地方競馬全国リーディングに輝き、見事なカムバックを果たした。今年は112勝を挙げ、兵庫リーディング4位につけている。

また、2位の的場文男騎手は本日が60歳の誕生日で、最終レースには「的場文男騎手還暦メモリアル」が組まれ、レース後には的場騎手へのインタビューが行われた。

【的場文男騎手のコメント】
「本当に60歳になったのかなあ、という感じです。気持ち的にはまだそんな感じがしないですけどね(笑)。(骨折していたところは)25日くらい経ちますし、大井もこのレースも乗りたかったので、アロンアルファでくっつけましたよ(笑)。この歳まで乗れたってことはファンの皆様はじめ、沢山の競馬関係者の方々のおかげだと思いますのでね、本当に感謝の気持ちで一杯ですね。ありがとうございました」

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第2戦は地元兵庫の田中学騎手が勝利

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最終戦はJRA・戸崎圭太騎手が大接戦を制した

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的場文男騎手はこの日が60歳の誕生日 記念レースも組まれた

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