【POG】カリビアンゴールドがゴール前の叩き合いを制してデビューV…中山新馬

カリビアンゴールド

9月10日(土)、4回中山1日目5Rで2歳新馬(芝1600m)が行なわれ、田中勝春騎手騎乗の4番人気・カリビアンゴールド(牝2、美浦・小島太厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:36.2(良)。

2着には半馬身差で2番人気・グラドゥアーレ(牡2、美浦・小西厩舎)、3着には3馬身差で3番人気・ルネディ(牡2、美浦・中川厩舎)が続いて入線した。1番人気に支持されたロジベスト(牡2、美浦・古賀慎厩舎)は6着に敗れた。

スタートはバラバラで、人気のロジベストも後方からの競馬。カリビアンゴールドは一番良い飛び出しを見せ、スッと好位の内目につける。スローペースの中、馬群が一団のまま4コーナーから直線へ。
ルネディとサレンティーナが並んで叩き合うが、外から一気にカリビアンゴールドが襲いかかる。その内からグラドゥアーレが併せ馬の形で並びかけ、この2頭の一騎打ちに。坂を登り切ったところでカリビアンゴールドがグラドゥアーレを競り落とし、先頭でゴールを駆け抜けた。

勝ったカリビアンゴールドの母サバナパティーダは現役時代に英ウインザーフォレストS(G2)など欧州で10勝を挙げ、英クイーンエリザベスS(G1)ではBCクラシックを勝ったレイヴンズパス、英2000ギニーを勝ったヘンリーザナヴィゲーターの3着と好走している。父ステイゴールドにとってこの世代4頭目の勝ち上がりとなった。
馬主はH.H.シェイク・モハメド、生産者は日高町のダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。馬名の意味由来は「カリブ界の黄金」。

1着 カリビアンゴールド(田中勝騎手)
「上手に競馬が出来ました。素直な馬ですし、距離の融通性もききそうです。これからが楽しみです」

2着 グラドゥアーレ(田辺騎手)
「攻め馬では幼い感じを見せていましたし、走り自体も緩さがありましたからね。スタートしてから少しモタモタしていたのは、その辺りが影響したかと思います。使っていけば変わってくると思いますし、これから体と心がしっかりしてくれば良いと思います」

3着 ルネディ(吉田隼騎手)
「スタートが良かったですし、大外枠だったのでスッと行けました。今日は体に少し余裕がありましたし、使って絞れてくれば良いと思います。馬群に入るとハミを噛みそうな感じもあるので、これから競馬を覚えていけば良いと思います」

4着 サレンティーナ(蛯名騎手)
「性格も良いですし、フットワークも良いですね。芝の走りも大丈夫ですし、まずは1600前後を中心に使っていっても良いと思います」

5着 シチテンハッキ(松岡騎手)
「すごくセンスが良いですね。あとは最後のひと踏ん張りが課題になると思います。この馬格なら450キロちかく欲しいですし、これから筋力を付けていけば良いと思います」

6着 ロジベスト(内田博騎手)
「まだ子供っぽ過ぎますね。息も少し重い感じがしましたし、ペースが上がったときについていけませんでした。素質はありそうですし、使って変わってくると思います」

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  • カリビアンゴールド
  • (牝2、美浦・小島太厩舎)
  • 父:ステイゴールド
  • 母:サバナパディーダ
  • 母父:Cape Cross
カリビアンゴールド
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