【スプリンターズS】ビッグアーサー、ミッキーアイルら20頭が登録!

ビッグアーサー

春秋スプリントG1連覇を狙うビッグアーサー


10月2日(日)に中山競馬場で行われる第50回スプリンターズS(G1)(3歳上 国際 指定 定量 芝1200m)の特別登録馬20頭が発表された。

今年の主役はビッグアーサー(牡5、栗東・藤岡健厩舎)。春のスプリントG1・高松宮記念ではそれまでの記録を1秒4縮める驚異のレコードタイムでG1制覇を成し遂げた。前哨戦となるセントウルSは自らハナに立つ積極策で逃げ切り、春秋スプリント連覇に王手をかけた。初の中山コース、このレース不振のサクラバクシンオー産駒と課題はあるものの、稀代のスピード馬にとって問題にはならないだろう。

対抗馬の筆頭に挙げられるのはミッキーアイル(牡5、栗東・音無厩舎)。高松宮記念はビッグアーサーの2着と敗れたが、2走前の阪急杯では3歳時のスワンS以来1年3ヶ月ぶりに勝利を挙げており、一時の不振は脱した感がある。昨年のスプリンターズSでは4角で好位に上がって来て見せ場十分の4着。今年も相手は手強いが、この馬も決してヒケをとらない。NHKマイルC以来、2年半ぶりのG1タイトルを目指して調整中だ。

ダンスディレクター(牡6、栗東・笹田厩舎)も一叩きされて上昇気配だ。前走のセントウルSは上がり33.4秒の末脚を使うも7着と敗れた。シルクロードSではビッグアーサー相手に勝利しており、コンスタントに33秒台で追い込んでくる、短距離界きっての切れ者は本番も侮れない存在になるだろう。

3歳馬シュウジ(牡3、栗東・須貝尚厩舎)も人気を集めそうだ。春シーズンは結果を残すことができなかったが、距離を1200mに戻した函館SS、キーンランドCをともに僅差の2着。デビュー当初からスプリンターとしての素質が高く評価されていただけに、少しずつ能力が花開いてきた印象だ。成長度、上昇度ではこの馬も格負けしていない。07年アストンマーチャン以来の3歳での戴冠に挑む。

更にはそのシュウジをキーンランドCで破ったブランボヌール(牝3、栗東・中竹厩舎)も出走を予定している。この馬もハイレベルと云われている3歳世代で、1200mは3戦3勝。今回は鞍上にノースヒルズの主戦とも云える武豊騎手を配し、勝負気配が感じ取れる。

他にはサマースプリントシリーズ連覇を達成したベルカント(牝5、栗東・角田厩舎)も有力候補の1頭。昨年は13着と大敗したが、CBC賞を回避するなど一頓挫があった昨年とは違い、今年は順調に夏3戦をこなした。決して得意な舞台とは云えないが、自慢のスピード能力で上位を狙う。

G1シリーズの幕開けは、電撃の6ハロン。春はニューヒーローが誕生したスプリント路線。秋のスプリント頂上決戦は、果たしてどの馬が制するのか。まばたきできない一瞬の攻防を目に焼き付けろ。登録馬は以下の通り。


  • 【優先出走権】
  • ビッグアーサー 57 福永
  • ブランボヌール 53 武豊

  • 【収得賞金順】
  • スノードラゴン 57 大野
  • ミッキーアイル 57 松山
  • サクラゴスペル 57 横山典
  • ベルカント 55 蛯名
  • ネロ 57 内田博
  • ソルヴェイグ 53 田辺
  • ダンスディレクター 57 浜中
  • レッドファルクス 57 Mデムーロ
  • レッツゴードンキ 55 岩田
  • レッドアリオン 57 川須

  • シュウジ 55 川田
  • サトノルパン 57 和田竜
  • ウリウリ 55 戸崎
  • ティーハーフ 57 池添

  • 【除外対象】
  • ナックビーナス 53 酒井学
  • ワキノブレイブ 57 ○○
  • ラヴァーズポイント 55 ○○
  • アクティブミノル 57 ◯◯

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。

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