4着健闘ネイチャーレット 2年目野中「今後にメドが立つ内容」

ネイチャーレット

●9月18日(日) 4回中山4日目11R 第70回セントライト記念(G2)(芝2200m)

ネイチャーレットのスタートはやや出遅れ気味。しかし、慌てる事なく前に行く馬を見送って内の経済コースを選択。向こう正面までは、ディーマジェスティを前に先頭との距離を測りながら後方2番手を追走。

コーナー手前でディーマジェスティが外を回りながらポジションをあげるとペースアップ。隣にいたプロディガルサンも外から進出を開始。ネイチャーレットは前に壁を作りながら内から抜け出しを図る。ラチから2頭分ほどのところに出来たスペースに上手く潜り込み、鞍上の合図に応えて一気にスパート。上がり3位の脚で追撃するも、3着から1馬身1/4離れた4着でフィニッシュした。

「頑張ってくれました。欲をいえば、3、4コーナーでスムーズに上がっていきたかったですね。この相手に善戦し、今後にメドの立つ内容でしたよ」とは野中悠太郎騎手。敗れはしたものの、実績馬相手に見どころ十分のレース。2年目赤丸急上昇中の鞍上が重賞の舞台で存在感を放った。

【ネイチャーレットを管理し、野中騎手の師匠である根本康広調教師】
「もう少し早い流れになるかと思ってました。馬場が渋っていたけど、良いポジションとペースでしたね。強い馬がいたけど、夏から馬も悠太郎も成長した。特に4コーナーでは、前がごちゃついてて、どこを通ればいいかあたふたするもんだけど、落ち着いていました。馬も連勝しているだけあるね。

スタートしてゆっくり内に入ってディーマジェスティを見ながらというのは理想通りだったし、悠太郎もその通りに乗ってくれた。ディーマジェスティがゆっくり前を掴みに行ってじっくり進めてくれたから、こっちに流れが向いたところもあります。今後は馬の状態を見ながらどのレースに出るか選びたいと思います」