【オールカマー】クリールカイザー ベストの条件「ハマる可能性は大きい」

クリールカイザー

21日、オールカマー(G2)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、七夕賞5着のクリールカイザー(牡7、美浦・相沢厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F53.0-38.3-25.2-12.8秒をマークした。

【相沢郁調教師のコメント】
「先週の1週前追い切りを併せ馬でやったので、今日は単走でサラッとやれば十分です。前走後は夏休みで放牧に出ていましたが、今のところは脚元も問題ありませんし体も同じくらいで出走できそうです。乗り方としては逃げなくてもいいと思いますが、ジョッキーに任せます。恐らく3コーナー辺りからマクッていく競馬になると思いますが、ハマッてくれれば良いですね。とにかく中山2200は得意な条件ですし、ハマる可能性は大きいと思います」

前走、エプソムC11着のショウナンバッハ(牡5、美浦・上原厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F53.5-38.8-12.5秒をマークした。

【上原博之調教師のコメント】
「前走後はリフレッシュ放牧に出しました。暑い夏場は北海道で過ごせましたし、状態は良いですよ。今日も目一杯追えたように順調です。今回は相手が強いですけど、この距離ではAJCCで良い競馬をしてくれましたし、またこの馬の競馬が出来れば良いですね。乗り難しいところがある馬なので、これまでに3回乗ったことのある戸崎騎手で臨めることも良いと思います」

ショウナンバッハ

前走、札幌日経オープン4着のツクバアズマオー(牡5、美浦・尾形充厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F66.0-50.7-37.1-12.6秒をマークした。

【尾形充弘調教師のコメント】
「前走は札幌2600だったので、前半に馬が行きたがってかかってしまいました。乗り慣れた吉田豊騎手から勝浦騎手に乗り替わったことで、馬が敏感に反応したかと思います。この中間も長めに北海道に置けましたし、ここを目標に上手く調整できています。

今日の追い切りは馬のテンションを上げないように気を付けながらやりましたが、だからといってあまり軽過ぎても良くないのである程度負荷をかけました。馬場の内側を回りましたが、時計も予定通りでした。距離についても問題ありませんし、自己条件だったとはいえコース実績がありますからね。右回りコースはどの競馬場でも下手ではありませんし、心配していません。この馬のスタイルは、中団より前で運んで残り600からの立ち回りひとつだと思います。今回は少頭数ですし、紛れは少ないだろうと思っています。馬場もパンパンの良馬場にはならなさそうですし、その辺りは有利に働くと思います。

G1馬もいて相手に敬意は表しますが、同じ4本脚ですしそれほど大きな差はないと思っています。ただ力関係の比較よりも、この馬を良いデキに持っていくことが大事ですからね。オーナーの期待も高いですし、厩舎のエースなので恥ずかしくない競馬をしたいですね」

ツクバアズマオー