【スプリンターズS】G1初挑戦ダンスディレクター 笹田師「能力を100%発揮できれば」

28日、スプリンターズS(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、セントウルS7着からの逆転を狙うダンスディレクター(牡6、栗東・笹田厩舎)は、助手が騎乗して坂路での最終追い切り。4Fから53.9-39.5-25.4-12.1秒をマークし、終いは強めに追われしっかりと反応した。

管理する笹田和秀調教師は「前走は入れ込みも見えたし、悪い癖の出遅れも出てしまい、あの結果になってしまいました。ただ、それでもちゃんと脚を使っているように、末脚はやはり良い物があります。先週、今週と馬場が悪かったですし、一生懸命に走ってしまう馬なので、今日は終い重点でやりました。反応は良くなってきたと感じましたね。休み明けを1度使ってガス抜きができたように思います」とコメント。1度使われて状態は上向きの様子が窺える。

今回は初の中山コースとなるが「1200mは折り合いがつくし、条件は良いでしょう。あとはゲートですね。シルクロードSみたいに上手く出て欲しいです。中山は京都や阪神と比べると直線も短いですし、その辺りは対応していかなければならないですね。初めてのG1ですが、力を100%発揮してくれることに期待しています。いつも沢山のファンの方々に応援していただいてますし、人馬共々頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします」とタイトル奪取に向けて師は意気込みを語る。

阪神C、シルクロードSではビッグアーサーに先着しているように、秘めた素質はG1級と云っても過言ではない。6歳にして初挑戦となるG1の舞台で一気の頂点獲りへ挑む。

ダンスディレクター