【京都大賞典】キタサンブラック清水久師「いいスタートを切っていきたい」

キタサンブラック

5日、京都大賞典(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、宝塚記念3着のキタサンブラック(牡4、栗東・清水久厩舎)は、黒岩悠騎手(レースでは武豊騎手が騎乗予定)を背に、CWコースで2歳新馬のナンヨーマーズを0.6秒追走。楽な手応えのままパートナーをゴール直前でキッチリと捕らえ、6F83.2-67.2-52.5-38.8-12.0秒をマークした。

4歳秋を迎え、500キロ大きく超える雄大な馬格に、より貫禄が加わった印象。清水久詞調教師も「折り合いも問題なかったし、動きだしての加速も良かった。ここを目標に順調に仕上がってきましたよ」と状態面に合格点を与える。

敗れはしたが、前走の宝塚記念でも自ら速いペースを作って勝ったマリアライトとタイム差なしの3着。中距離での安定感は現役随一ともいえる。「宝塚記念は馬場、展開を考えるとよく踏ん張っていたと思う。京都は実績もあるし、距離も今さら問題ないでしょう。ここからジャパンC、有馬記念が目標。いいスタートを切っていきたいですね」と師の言葉に力がこもるのも当然のこと。まずはG1を2勝している京都で秋初戦をキッチリと仕留める算段だ。

キタサンブラック

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