【POG】トゥザクラウンら日曜京都5Rトレセン直送トーク

●10月23日(日) 4回京都7日目5R 2歳新馬(芝2000m)

このレースの注目は、何といっても母がエリザベス女王杯を勝ったトゥザヴィクトリー、兄姉にトゥザグローリー、トゥザワールドら重賞ウイナーがいる超良血トゥザクラウン(牡2、栗東・池江寿厩舎)だろう。鞍上はC.ルメール騎手で、クラブでの募集価格は1億2000万円。

ファンの期待も大きな馬だが、管理する池江泰寿調教師は「まだ追ってからピリッとした脚が使えない。もっさりしているね。今の時点できょうだいと比べるのはかわいそう。いずれはそうなって欲しいけど、まずは使ってからになるんじゃないか」は慎重なコメント。攻め時計は水準のものが出ているが、併せ馬で先着がないのは確かに気になるところ。実戦でどう変わるか見ものとなる。

一方で「先週のCウッドで好時計で動けたし、今週は格上馬に食い下がってきたからね。現状では何も注文がないし、先々まで期待してる馬なんだ」と昆貢調教師から威勢のいいコメントが飛び出したのは、マンハッタンカフェ産駒のトップゴーイング(牡2、栗東・昆厩舎)。

中間は四位洋文騎手が熱心に稽古を付け、俊敏な動きを披露。近親に重賞3勝のイタリアンレッドがいる血統で、仕上がりの良さを武器に新馬勝ちを目論む。

ガリレオ産駒のニューアプローチを父に持つベストアプローチ(牡2、栗東・藤原英厩舎)も攻めの良さが目に付く1頭。先週、今週とレースでも手綱をとる川田将雅騎手を背に古馬を圧倒。追ってからの伸びはかなりのものだ。

「入厩してから2カ月近く乗り込みました。素直な気性で鞍上の指示通りに動けるのがいいですね」と田代調教助手も仕上がりの良さ、センスの良さに胸を張る。