【エリザベス女王杯】 シングウィズジョイ 絶好調の鞍上を配して3度目のG1挑戦

シングウィズジョイ

9日、エリザベス女王杯(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、府中牝馬S7着のシングウィズジョイ(牝4、栗東・友道厩舎)は、先週10勝を挙げたC.ルメール騎手と初コンタクト。CWコースで2歳500万のトリコロールブルーを0.5秒追い掛け、内から鞍上が軽く仕掛けると鋭く反応。2馬身ほど先着してゴールを駆け抜けた。タイムは6F82.0-66.8-52.0-38.2-12.0秒。

「馬なりでサッとやっただけ。反応も良かったし、スムーズに動けてた。状態はいいと思います。初めて乗る馬だから、まだイメージは掴めていない。これからレースのVTRを見て考えます」と多くは語らなかったが、デキの良さは感じ取れていた様子。G1では苦戦したが、重賞2勝の地力を秘めるだけに、何とも不気味な存在だ。

前走、府中牝馬S10着のシャルール(牝4、栗東・松永幹厩舎)は、初コンビを組む福永祐一騎手を背に坂路入り。古馬オープンのヤマニンボワラクテを相手に0.2秒追走。楽な手応えのまま半馬身ほど抜け出したところがゴールで、4F54.3-39.7-25.2-12.0秒をマークした。

松永幹夫調教師は「併せ馬でしっかり追いました、先週の動きも良かったし、順調にきていますね。前走はスローで逃げたわりに結果を出せなかったけど、調子が悪かったわけじゃありませんから。前にノリ(横山典騎手)は『距離が長い方がいい』と言ってくれている。2200mで、いい方に変わってくれませんか」と距離延長に期待を寄せる。

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