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【ジャパンC】キタサンブラックが1番人気に応えて逃げ切りG1・3勝目!
2016/11/27(日)
11月27日(日)、5回東京8日目11Rで第36回ジャパンカップ(G1)(芝2400m)が行なわれ、武豊騎手騎乗の1番人気・キタサンブラック(牡4、栗東・清水久厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:25.8(良)。
2着には2馬身半差で5番人気・サウンズオブアース(牡5、栗東・藤岡健厩舎)、3着にはクビ差で6番人気・シュヴァルグラン(牡4、栗東・友道厩舎)が続いて入線した。
ゲート入りに時間はかかったものの、全馬揃ったきれいなスタート。注文通り内からキタサンブラックが先行。1馬身、2馬身とリードをとっていく。ワンアンドオンリーが2番手、インコースの内目にゴールドアクターが追走。リアルスティールも早めの4番手につけ、ルージュバックとサウンズオブアースは並んでちょうど中団をキープ。シュヴァルグランがその後ろで、ディーマジェスティは後方3番手からの競馬。
1000m通過が1分1秒7とペースが上がらない。変わらずキタサンブラックが淡々とした逃げをうち、道中は大きな動きもなく4コーナーから直線へ。横いっぱいに広がって、武豊騎手はキタサンブラックを馬場の良いところに導く。外からはリアルスティール、内を突くのがゴールドアクター。大外からはサウンズオブアースも追いこんでくる。しかし、200mを切ってキタサンブラックが後続を突き離し、これがセーフティリード。2馬身半差をつけ、1番人気に応えて逃げ切った。
勝ったキタサンブラックはこれで昨年の菊花賞、今年の天皇賞(春)に続いてのG1・3勝目。今回は日本ダービー14着以来の東京コースであったが、マイペースに持ち込んで見事に勝利を収めた。同一年に天皇賞(春)とジャパンCを制したのは06年ディープインパクト以来の史上5頭目。ジャパンCを逃げ切ったのは03年タップダンスシチー以来3頭目の快挙となった。この後には有馬記念への参戦が予定されている。
馬主は有限会社大野商事、生産者は日高町のヤナガワ牧場。馬名の意味由来は「冠名+父名の一部」。
「本馬場に入ってからテンションはギリギリで、極限に仕上がっていましたね。いつもスタートは安定して出てくれるので、先手をとって、いいペースで行けたらと思っていました。最後まで勝負はわかりませんでしたが、本当に強かったです。勝ててうれしいですね。(オーナーには)素晴らしい馬に乗せて頂いて本当にありがとうございます。無事なら次は有馬記念になりますが、頑張ります」
- キタサンブラック
- (牡4、栗東・清水久厩舎)
- 父:ブラックタイド
- 母:シュガーハート
- 母父:サクラバクシンオー
- 通算成績:13戦8勝
- 重賞勝利:
- 16年ジャパンC(G1)
- 16年天皇賞(春)(G1)
- 16年京都大賞典(G2)
- 15年菊花賞(G1)
- 15年セントライト記念(G2)
- 15年スプリングS(G2)
※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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