空前の大接戦を制し戸崎圭太騎手が3年連続リーディング!制裁点ゼロの快挙

戸崎圭太

レース後、クリスマスツリーを背に記念撮影!

2016年度の中央競馬は12月25日(日)の開催を持って全日程が終了。最終週まで決着が付かない希に見る大接戦となった全国リーディングジョッキーには年間187勝(うち重賞13勝)を挙げた戸崎圭太騎手(美浦・田島俊厩舎所属)が3年連続で輝いた。

C.ルメール騎手が1勝リードで迎えた最終週。3日間開催初日の金曜日はルメール騎手が2勝、戸崎騎手が1勝でその差が2つに。土曜日は先にルメール騎手が勝鞍を挙げ、その差を3つに広げたが、そこから戸崎騎手が大爆発。7Rでひとつ差を詰めると10Rから怒濤の3連勝。戸崎騎手が1つリードして運命の最終日を迎える。

日曜日は1R、2Rと戸崎騎手が連勝。そこからともに勝ち星を挙げることが出来ず、勝鞍が同じ場合は2着の数が多い戸崎騎手が上となるため、ルメール騎手が敗れた8Rで戸崎騎手の3年連続リーディングジョッキーが確定した。敗れはしたがルメール騎手は9RのホープフルSと10Rの有馬記念を連勝して意地を見せた。なお、ルメール騎手は最高勝率騎手、最多賞金獲得騎手に輝いている。

また、リーディングトレーナーは年間57勝(うち重賞3勝)を挙げた矢作芳人調教師(栗東)が獲得。2014年以来2回目のリーディング獲得となった。

【戸崎圭太騎手のコメント】
「最後の日までもつれましたが、これだけの勝利数を挙げることができたのも、オーナーや関係者、ファンのたくさんの温かい応援のおかげだと思います。今年はクリストフ(C.ルメール騎手)とミルコ(M.デムーロ騎手)が一年を通して騎乗するということで、厳しい戦いになると思っていましたが、本当に良い経験になりましたし、二人から良い刺激を受けることができました。来年も一つ一つの騎乗を大事にし、4年連続のリーディングを獲れるよう、もっと上手くなりたいと思います」

  • 戸崎 圭太
  • (とさきけいた)
  • 1980年7月8日生まれ
  • [初免許年] 2013年
  • [所属] 美浦・田島 俊明
  • [平地初騎乗] 2005年6月26日2回福島4日目3Rスプリングラゴス(10着/15頭)
  • [平地初勝利] 2007年7月8日3回阪神8日目8Rヤマカツティガー(1着/13頭)
  • [2016年度成績] 969戦187勝
  • [生涯成績] 4730戦655勝

【2016年JRA重賞勝ち鞍】

  • 根岸S(G3) モーニン
  • 毎日杯(G3) スマートオーディン
  • 京都新聞杯(G2) スマートオーディン
  • ヴィクトリアM(G1) ストレイトガール
  • エプソムC(G3) ルージュバック
  • ラジオNIKKEI賞(G3) ゼーヴィント
  • 七夕賞(G3) アルバートドック
  • レパードS(G3) グレンツェント
  • 関屋記念(G3) ヤングマンパワー
  • キーンランドC(G3) ブランボヌール
  • 紫苑S(G3) ビッシュ
  • 毎日王冠(G2) ルージュバック
  • 富士S(G3) ヤングマンパワー

【2016年中央競馬全国リーディングジョッキー上位10名】

  • 1位 戸崎圭太 187勝
  • 2位 C.ルメール 186勝
  • 3位 川田将雅 135勝
  • 4位 M.デムーロ 132勝
  • 5位 福永祐一 106勝
  • 6位 内田博幸 89勝
  • 7位 田辺裕信 86勝
  • 8位 武豊 74勝
  • 9位 和田竜二 69勝
  • 10位岩田康誠 68勝

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。

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